2009年のカフェ営業は、本日をもって終了しました!
今年も7ヶ月間にわたって、たくさんの方に訪ねていただき、ありがとうございました。
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最終日の今日はめずらしく小春日和。
(いつもたいてい雪まじりのお天気だったりしたので。)
いつもの面々がいつもどおりにやって来てくれたり、これまで何度か来てくれた方と初めてゆっくりご挨拶してお話できたり、小屋じまいの日には必ず立ち会ってくれるご家族がもれなく顔を出してくださったり(小学生の息子さんはシュラフ持参でツリーデッキで読書...コレ最高ですな!)、しばらく姿が見えず元気だろうかと心配していた近所のおじいちゃんが元気でいてくれて、スープをもりもり食べてフォレミのことを褒めてくれたり(もう80歳近いはずなのに気持ちがとっても若い!)、もりだくさんな一日でした。
おかげでセンチメンタルになったりしないで、笑顔で「また来年!」と手を振ることができました。感謝感謝。
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こんなふうに書いていた日から、振り返れば、瞬く間の出来事。
いつもはこの時期、出来たことより出来なかったことを数え上げてため息をつくことが多いのだけど、今年はなんとなくそのバランスが取れてきたというか、やるべき最低限はやれたのかな、と。
至らなかったこと、やりきれなかったことも、もちろんありますが...。
そして早速、来シーズンに向けてやりたいことも、もわもわとふくらみつつあります!
冬の間、このもわもわを捏ねて、たたいて、発酵させて、春にはこんがり焼き上げたいな。
そう、冬休みなんて、長いようでほんとにあっという間です。
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お店を閉めて、所用を済ませがてら、近所の温泉へ。
湯船から見上げた空に、くっきりとした下弦の月と金星が、なかよく並んで輝いていました。
細い月がニコニコ笑って金星を見守っているみたいで。
私たちもお店も、たぶん私たちが気づけている以上に、いろんな人に支えられて存在している。
これってほんとうにありがたいことで、もしかしたら奇跡のようなことかもしれない。
当たり前と思わないように...。
胸がじんわり潤むような気持ちで、いつまでも空を見上げていました。
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今年出会えた方も、出会えなかった方も、本当にありがとうございました。
また来シーズン、4周年、そして5年目を迎える「麦小舎」を、よろしくお願い致します!
閉店後の片付けをしながら見たツリーデッキからの浅間山。
茜色の噴煙が、無事の閉店を祝ってくれているみたいにも見えました。