昨日は啓蟄。
一昨日、昨日は、まさに虫が慌てて飛び起きそうな暖かさでしたが、本日は雪。
ぬかるんで春っぽかった地面は、またもや一面真っ白に逆戻り。
しばらくは、すごろくの「1マスすすむ」「2マスもどる」「1回休み」みたいなペースで、進んでいくものと思われます。
ところで突然ですが、ただ今、ピンチな局面を迎えております。
るんるんスキップしていたら、突然ズボッとぬかるみに足がハマってしまったみたいな。
で、足は泥まみれで、その場から動けなくて泣きそうなのに、反面、嬉しくってヘラヘラしちゃう、みたいな。
意味わからないですね。
コトの次第をざっくり言えば、この春に発行を予定していた「フォレミ」製作に関して、これまでのように相棒Mちゃんにデザインワークをお願いすることが難しくなってしまいました。
その理由のひとつは、Mちゃんのハッピーサプライズなオメデタの発覚!
でももっと深い理由は、私の側の予算不足など、これまで積み重ねてきたワガママがいよいよ通用しなくなったこと。だからMちゃんのせいではないのです。
少なくともこの後しばらくMちゃんに手伝ってもらうことが出来ないと分かった時は、頭は真っ白。
なにしろMちゃんは、コトバにしなくともセンスを共感できるデザイナーであるのはもちろん、スケジュールに厳格な進行係であり、厳しい目を光らせてくれる校正係であり、なにより私を常に叱咤激励して前へと進ませてくれるすばらしいアドバイザー&マネージャー(体育会系部活的な意味での)だったので、彼女を抜きにした「フォレミ」は考えられないのです。
そうはいっても、これで終わらせることだって、考えられません。
色々な人に助けてもらいながら3号+1冊を作ってみて、少しずつ手に取ってくれる方も増えて、伝えたいこと、書いてみたいことも、まだまだたくさんあるのです。
実際に、次に向けた取材なども進めていた矢先でもあり。
ということで、さぁさぁ困った、どうしようかな、と頭を抱えるここ数日なのですが、なぜか一方で妙にすっきりサバサバした気持ちもあって、これを機会に本の形態や自分が伝えたいことは何なのかをあらためて見直してみる良いチャンスじゃないのかいう気もしています。
やりたい気持ちが本物なら、ピンチを逆手にとって、また別の新しいモノを生み出せるかもしれない...、いや、なんとなく出来るような気がしているんです。今はまだなんの確証も自信もないからおかしな話なのですが。(明日には不安のどん底にいるかもしれないけれど...!)
それに、なにより、大切な相棒であり可愛い妹分であるMちゃんの身に起こった未来への一歩が、本当に嬉しくて。
そのことを聞いたときは、思わず涙が出そうになりました。
仕事にもまっすぐで一生懸命な彼女なら、お母さんとしても、妻としても、素敵な家族を築いていけるはず。
今はまだ、肉体的にも精神的にも落ち着かず辛い時期を過ごしているにも関わらず、「フォレミ」のことを案じてくれたMちゃん。
昨日、久しぶりに直接顔を見たら、なんとなくもう“まろやか”な雰囲気があって、変わったなぁと思ってしまいました。
彼女も彼女の道をがんばっている。
私も、道は違うけど、出来ることをがんばらなければと思わせてくれました。
またもう一度、一緒に本づくりができる日まで、それぞれの道を...。
ということで、次号を楽しみにして下さっている方には、なんとも心もとないお知らせとなっていますが、これまでと少しカタチは変わっても、さらに内容を充実させてなんとか生み出せればと思っています。
ええ、作りますとも。ピシャッピシャッ。(←両頬を打って喝を入れている。)
け、
けど、
ひえ〜〜ん。(本音は泣き声。)