正月1日。
朝8時からアルバイトへ。お屠蘇を配ったりする。
年末からの風邪がだらだら治らず、この日も早退。
夜、ふたりだけで、簡単なおせちとお雑煮。
相方、年末に友人から届いたまるまんま一本の鰤をおろす。
静かな元日。
正月2日。
体調悪化。とめどなく鼻水が出る。
駅伝の柏原くんを見て、さらに鼻水と涙。
夕方、思い切って百々の散歩に出てみる。
ふだんから静まり返った村だが、車も通らずほんとのほんとにひとけなし。
ふと、前を威勢よく歩くこの大きな犬は、去年の今日はまだこの世に生まれていなかったのかと思って、不思議な気持ちになる。(百々は2月か3月生まれ。)
わたしは去年の今日とほとんどなにも変わっていない気がする。
夜、案の定さらに辛くなる。
正月3日。
一日、本気出して寝続ける。
携帯も本も、活字が気持ち悪くて読めない。
麦もとなりで一日中、本気出して寝ていた。
こまぎれにいろんな夢を見る。
(ちなみに今年の初夢はたぶん、金正恩さんの第二か第三夫人になって贅の限りを尽くす、というものだったが、熱のせいということにしたい。)
夢の合間に、今年やりたいことがあれやこれや浮かんで、なかには「イイね!」と親指たてたくなるものもあったようだけど、あとから思い出せない。
一年分の鼻をかんで、しんどくて、鬱陶しくて、不甲斐ない。
2012年はどん底からのスタート。
正月4日。
昨日の本気寝のおかげか、ヤマ場を超えたような気がする。
コーヒーをいれてみる。いつもの半分程度だけど美味しいと思えた。
本も読めるようになってきた。
コーヒーも読書も、出かけることも、人と会うことも、わたしの好きなことはぜんぶ、元気じゃなければ楽しめないことを痛感する。
3日間に届いていた年賀状のお返事もようやく。
相方も2週間ぶりくらいのお休みの日。(こっちもいつ倒れてもおかしくない。)
昨日はチェブラーシカ、今日はアニメのムーミンを観る。
年末からかわるがわる読んでいる本:「鬼平犯科帳」「遠い足の話」(いしいしんじ)「花森安治の戯文集」。
まだ出かける気にはなれない。
周りに甘えて、もう一日は養生の日にしよう。