今年の春はどうしてこんなに急ぎ足なんでしょう?
眠りから覚めたと思ったら、一気に各地の桜の開花を急がせて。
山裾の村の残雪もあっという間に融かしてしまいました。あとは日陰に少し残るのみ。
喉の奥どころか、お腹の底の底から手が出るほど、欲しかった、待ちわびた、この暖かさ。
でもここまでのスピードは予想外で、なんだか置いてけぼりをくったように、ほう〜...と霞がかった空を見上げる毎日です。
あんなに長く辛かった冬も、もうどこか夢か幻か...という気さえして、逆にこんなに忘れっぽくてぼんやり屋だからこそ、この場所でのほほんと暮らしていられるのかも、ということに思い至りました。
いいやらわるいやら。
そんなことはさておき。
お知らせをしてきた、高崎・MOTOKONYAでの春の一日
「さかさま小路の春奏会」も、いよいよ一週間後となりました。
「すもの食堂」さんからは、美味しいお知らせが!
とっておきのレモンとキウイをじっくりシロップ漬けにして、当日はソーダでいただけるんだそうです!
いつもならまだホットドリンクが欲しい時期ですが、今年のこの陽気なら(高崎は先日25℃超えてましたからね、笑)フルーツソーダが美味しそう!
もちろん、春先のお野菜を使った滋味あふれるスープも愉しみです。
そして数日前にお知らせページに追記をしているとおり、高崎でお菓子をつくる
「Gram lamp」さんが焼き菓子をいろいろ運んで来てくれることになりました。
量り売りで買うことのできる「Gram lamp」さんのお菓子。
食べたいものを食べたいだけ選べるの、嬉しいですよね!
先日私たちにもお菓子を送ってくれたのですが、スコーンに焼きチョコ、ヌガーをはさんだクッキーなど、ゆっくりした時間に大切に味わいたい大人のおやつがいろいろ。
きっと早いもの勝ちになりそうです。どうぞお見逃しなく!
そしてそして。
春奏会の主役、
「momo椿*」のおふたりからも、こんなお便りが届きました。
「うららの会では、型染作家の花房直美さんとの共作、グリム童話の『ヨリンデとヨリンゲル』型染紙芝居を上演しようと思っています。
おぼろの会では、絵本『空が レースに みえるとき』(文:エリノア・L・ホロウィッツ / 絵:バーバラクーニー / 白石かずこ 訳)の音楽付朗読を考えています。」
おふたりの演目に型染めの紙芝居があることを知って、見られたらいいなぁと思っていたことが叶うことになりました。とても嬉しい!
ある日、森に散歩に出かけた恋人同士のヨリンデとヨリンゲル。
お城に住む魔女の魔法でウグイスに姿を変えられてしまった娘ヨリンデ。
失意の中、村の羊番をしていたヨリンデルは、ある夜、夢を見て.......。
このロマンチックなグリム童話を、どのような紙芝居と演奏で観せてくれるのでしょうか。
「うららの会」(13:00〜)ご予約済みの方、どうぞお楽しみに。
ご予約がまだの方はは、コチラ残り数席となっていますので、お急ぎくださいね。
そして夕方の「おぼろの会」では、バーバラ・クーニーの絵が印象的なこの絵本の朗読!
「空がレースにみえるとき」は、個人的にも大好きな物語。
空がレースにみえるときってどんなとき?
それは、きれいなもやみたいな雲がかかっている空。
それはビムロスの夜。うすむらさき色がかがやくとき。
かわうそがうたい、かたつむりがすねて、木はおどり、草たちはクズベリージャムになってしまう夜__。
なんとも幻想的な、一度聴いたら忘れられないフレーズの連なる、このお話。
朧月が浮かぶ春の宵に、ゆったり耳を澄ますのにあまりにもぴったりで。
おふたりのセレクト、想像するだけで胸がきゅーっと締め付けられるよう。
きっと、他では味わえない、その日、その場所かぎりの、魔法のような言葉の粒と音楽の泡に包まれる時間になるでしょう。
「おぼろの会」(17:00〜)はまだお席に余裕がございます。
とびっきり、とびっきりのお薦めプログラムです!どうぞご一緒に楽しみましょう♪
私たちも、春のはじめに読みたい絵本や本を、あれこれセレクトしています。
少し絵本が多めになるかしら。。
イベントの詳細、ご予約方法などは、
こちらをご覧ください。
私たちにとっては2013年シーズンの開幕戦!
たくさんの方にお会いできるのを心から愉しみにしています。
あと数夜、メトロノームのリズムを聴きながら、待つとしましょう。
チクタクタク... チクタクタク......