タイミングがよいのか、悪いのか.....。
めったに家を空けることがない私たちですが、
噴火のときに限って、見事に「脱・軽井沢」中。。
5年前の最初のドカンのときは、家ごと跳ね上がって驚きましたが、
同じ秋の2回目のときは伊豆にいました。
半年前のお盆のときの小噴火も帰省中、そして今回も。
これが本能で避けていたとしたらスゴいのですが。
昨夜は相方の実家でゴロゴロしていたら、親戚のおじちゃんに
「警報みたいのが出たらしいぞ」と聞き、夜の全国ニュースで
確認して、おやまぁ、、と。
今朝は「特ダネ」で、見慣れた役場前からの中継を見て、
あらまぁ、ホントに〜、、と。
とはいえ、何年かここに住んで、中噴火も経験した上では、
「レベル3」であるぶんには被害も何もないことを知っているので、
心配や不安というよりは、むしろ、「見逃した!」という
「乗り遅れた感」のほうが強く。
福島からの帰り道、伊勢崎あたりから、遠くに見える山に
ぽっぽっぽっと、パイプの煙のようなのどかな噴煙を確認。
道すがら「降灰に注意」という電光掲示板が出るのだけど、
季節柄、路面が白くても塩カルか灰かよくわからない。
軽井沢町まで来たら、一面灰に覆われた車とすれ違ったり、
スタンドで洗車をする光景に出会う。
近づくにつれ、煙はたしかにモクモクだけれど、
これくらい威勢がいいのはここのところいつものこと。
峰の茶屋の分岐点のところにカメラを抱えたテレビの人が
ウロウロしていたけれど、「通行止め」(万座に抜ける有料道路は
レベル3の時には通行止めになります)の看板を撮るくらいしかない。
(私が報道の立場だったら「ちぇ、もっと派手な絵が欲しいなぁ」と
思ったでしょう。)
ハイランドパークの湖の前で、一応、記念にパチリ。
三脚を構えたおじさんたちがずらりと並んでいました。
みんな、もうちょっと派手に来ないかと待ち構えているらしく。
留守中にウサギの面倒をお願いしていた近所のSさんに
お土産を渡しがてら話を聞いたら、
「夜中にポフッといったくらいかねぇ。赤いのも見えたから
動画撮ってテレビ局に渡そうと思って、ムービー、ムービーって
慌てて探してたら、すぐに見えなくなっちゃったよー」ですって。
というわけで、現状は至ってノンビリしたもの。
(それよか桜島のほうがガツンと跳ねたみたいでお株を取られた!)
こうなると、決まって風評被害に泣かされる軽井沢ですが、
予定していた旅行を取りやめるほどではないでしょう。
むしろ、モクモクと威勢のよい山を間近で見られるのは
ちょっと迫力ありますし、晴れた夜には火映と星空という
ドラマチックな光景が見られるかもしれません。
とは言いつつも、前述のSさんも「今回のはまだ全部
できっとらんなぁ〜」と言うように、もう何回か小さめのものは
続くかもしれないので、滞在先からの避難ルートをきちんと
各自で確認しておくことは必要。
私たちも避難セット一式(一応普段から用意してはあります)は
もう一度見直しておくつもり。
いやはや、厄介な場所ではあるけれど、
なかなかよそで味わえるものでもないので、
これはこれで、憎めないところなのです。
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すっかりオマケ話が膨らんでしまったけれど、
一周忌は、近い親戚が集まってくれて、
無事に済んで、ホッとしました。
一時期、体調を崩していたお義母さんも、
元気になってくれていて、よかった。
一区切りついたところで、春にむけて、
身の回りを少しずつ見直していこうと思います。
山だって、何千年と経ってもまだまだ現役で元気満々...、
負けていられません!