結局、雲に覆われた週末。今日は、予報では雨になるはずの夕方近くから晴れてきた。
今日はいちだんとひんやりして、下界から来る人は寒い寒いとびっくりしていました。
マラソンランナーにはちょうどよかったかもしれません。走ってきたあとにお店に寄った男性は、今は気持ち悪くてこれしか.....とプリンを食べていました。お疲れさまです。
お客さんの流れがふっと落ち着いた時間に、先日の「COWBOOKS」で手に入れた、立原道造の『盛岡ノート』を読む。
死の前年に訪れたみちのくの旅の記録。実際に彼が手にしていただろう手帖の雰囲気そのままに、小さなサイズに綴じられた復刻版は、手のひらに収まる形や紙の手触りも感じがよい。
若い詩人の旅の記録は、見たものの描写と、遠く離れた恋人を想う心情が半分ずつ。
ページをめくる間、ひたひたと静かな時間に充たされる。良い本だなぁ。
カフェの窓辺の小さな学校机席(意外とリピート率高し!)の横に置いておきます。ここで一人の時間に読んでほしいから。
私も新しいノートをおろしたくなりました。
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SABIさんに取り置いてもらっていたギタリスト
青木隼人さんのアルバム。予想どおり、素敵。
開店の準備をしている早朝や、店を開けてすぐの朝の時間帯に聴くと、こちらもひたひたと沁みてきます。ぐっとくる、というか、じゅわっとくる。
朝のライブをよくされているという理由がわかります。
いいなぁ、生を聴いてみたい。
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夏の嵐の前の、静かな週末がひとつ過ぎました。
来週は3連休。もう、ひたひた、になんて浸ってられなくなるんだろうか。
これは渋グミ。可愛い姿にダマされて食べると大変な目に遭います。