お盆休みも過ぎた週末。
静かになるだろうなと思っていたけれど、予想よりも代わる代わるお客さんに恵まれた。
雲の間から時折陽がキラキラ差して、涼しい風がそよぐなか、皆さん思い思いにゆっくり寛いでいただけたみたい。ハンモックで爆睡してるひともいたな♪
終わりかけの夏の余韻のような、なんとも感じのよい空気が流れていた。
もうすぐ凛とした秋の空気に入れ替わってしまうのだけど、その手前の、名残を惜しむような、ぐずぐずと往生際の悪いこんな感じも、悪くないもんです。
朝いちばんには、お友だちのTさんがご両親とダンナ様と。
大病を患ってしばらく入院されていたお父さんが、少し前に無事退院され、その後はじめての家族でのお出かけ。
一時は起き上がることも難しいかと思われたほどの重篤から、今ではリハビリのおかげでご自身で杖をついて歩けるまでに回復されていて。
一緒にハンバーガーを食べたり、ハンモックでゆらゆら揺られたり。
ご家族のサポートのなか、ゆっくりとした時間を楽しんで頂いている姿を見て、まったくの部外者である私まで、なんだかジーンときてしまった。
ご本人も、ご家族も、まだまだジレンマや辛いことを抱えているはず。
それでも、一緒に、食べたり話したり笑ったりできる。それはすばらしいこと。
どうぞ焦らずに、ゆっくりと、一歩ずつ......。
Tさん、はじめてのお出かけに我が舎を選んでくれてアリガトウ。また皆さんで遊びにきてね。
閉店間際(というか実際には閉店後、笑)、「都心での渋滞にハマっちゃって!」と慌てて駆けつけて下さったのは、藤沢の海近くで
素敵なカフェを営むYさんご夫妻。
「フォレミ」のお取り扱いを通してやりとりがあったのだけど、お会いできるのはこれが初めて。
お喋りの楽しいご主人と、おっとりと笑顔の優しい奥さま。
他のお仕事と兼業しながら週末を中心とした営業スタイルなど、私たちとの共通点も多くて、初対面でも意気投合。もっとたくさんお話したかったです。
今度は私たちが海へ遊びにいかなくちゃ。焼きたてパンとスイーツを頂きに...。
Yさん、山でのひとときの休暇、お楽しみください!
昨日、お一人で静かにゆっくり過ごされていた女性には、帰り際こんなことを言われました。
「なんだか、とってもシアワセになっちゃいました。」
そんなふうに言ってもらえて、こちらこそシアワセです。
このほか、弟とNちゃんがキャンプの仲間たちと寄ってくれたり、数年前に一緒に畑で働いた仲間(大学を出て本気で農業の道に進むことを決めたのだそう。頼もしい!)が顔を出してくれたり。
お店をやってると、みんなが遊びに来てくれるから、役得(というのも変ですが)だなー。
だけどそろそろ、お迎えする側じゃなく、遊びにいくほうもやりたくなってきました.....。
(毎年、夏が過ぎると、だんだん“出かけたい病”がムズムズしてきます。)
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今、水面下で(?)、秋に向けてのビックリ楽しみな企画(少なくとも店主にとっては!)が進行中。
秋といえば○○。麦小舎といえば○○。
○○を想像しながら、10月あたりをぼんやり楽しみにお待ちください。
こちらはぼんやりする間もなく、にわかに慌ただしくなってきました。
あったかなかったかわからないような夏への未練はいっそ潔く捨てて、来たる季節へ頭を切り替えていく時なのかも。