今日は、私の手元に最近届いた大好きなミニコミ本のご紹介。

「yururina(ユルリナ)」というこの可愛らしいミニブックは、長野市在住の女の子がひとりで丁寧に丁寧に作っているもの。
昨年秋の創刊に続き、この春2号目が出されたところです。
優しくふわりと綴られた文章と、ちょっとノスタルジックな写真、それに留め金などの細部にまでこだわった装丁がとても魅力的。
去年、彼女が以前に作っていたフリーペーパーの情報を求めて、辿り着いた、こちらも内容が素敵なウェブサイト
「ユルリナ茶房」。
そこから彼女の生み出す風景のすっかりファンになってしまった私は、創刊号入手のためには松本まで出かけたのでした。
まだ、直接お会いしたことはないけれど、たぶん、なんとなく、目指したいモノ、手がけたいコトが似ているような気がして、そして、そんな彼女は着々とオモイをカタチにし始めていて、エールを送りつつ、少し羨ましいような、でも私でもやれるのかなと励ましてもらっているような、そんな独り合点な妄想を抱きつつ、とにかく幸せ気分を運んでくれる、小さいけれど「特別」な本。。。
ふとした時に何度も開きたくなって、しばらくぼんやり眺めていたくなる。
まるで、静かな公園の片隅で、隣り合ってブランコをこぎながら、作者である彼女から「あのね、すてきなお店を見つけてね...」とお話を聞いているような、そんな気分になれます。
いつか私も、そんなふうに、誰かの心に、おおげさでなく、そそーっとちょっとだけ入っていけるような、そんな本を作ることができたらいいなぁ。
気になった方は、ぜひユルリナの扉を開けてみてください。

中身を少しだけ。今回の特集は美味しいパン屋さんの紹介。