冬眠中の麦小舎キッチンで、目下ある“作戦”が進行中。
題して、「美味いロールキャベツを作るぞプロジェクト」!
まんまなタイトルを見てのとおり、あれやこれやと作り方を変えながら、
一番美味しいロールキャベツとは?の答えを見つけるべく
昨年末くらいから、試行錯誤中なのであります。
ふわふわ柔らかいタネを甘みのあるキャベツでくるくると包んで、
好みのスープでぐつぐつ煮込んで、はふはふ食べる。
今さら言うまでもなく、ロールキャベツは老若男女に愛される
定番洋食メニュー。
私の実家でも、母がよく作ってくれました。おふくろの味です。
去年の、たしか夏の終わり頃、初めて来てくれた男性一人客が
突然帰り際に言いました。
「ロールキャベツは作らないんですか?」
急に言われたのでどきっとしたのですが、と同時にハッと思い出しました。
お店をやろうかなーと考えていた当初から、ロールキャベツは
試してみたいことのひとつだったのです。
なんてったって、ここ北軽井沢とお隣の嬬恋村は、高原キャベツの産地。
お手伝いに行っている農園でも、春から秋まで色々な品種の
有機キャベツを作っています。
さらには、タネとなるハンバーグの生地は、相方の得意とするところ。
これでロールキャベツを構成する要素の9割は揃ったようなものです。
あとの1割がスープや味付け。
私の「おふくろの味」は、野菜が入ったトマトスープ味と決まっていたので
大人になってレストランで注文してみるまで、それ以外の味があるとは
思ってもみませんでした。
それ以外、というのは、白くて滑らかなクリームソース味や、
濃厚なデミグラスソース、なかにはチーズがとろりとかかったものなど。
皆さんが想像するロールキャベツは、どれでしょう?
キャベツの甘みとジューシーなタネ、
そしてそれらの旨味が溶け込んだスープの美味しさ。
この3者が絶妙に引立て合ってこその至福のロールキャベツ!
なにげなく、どんな味が好きかしら、、と始めたこのプロジェクト。
しだいに、キャベツの量は? 巻き方は? 煮込み時間は?
と、次々と課題が生まれ、深みにはまっていきます.....
「至福」に辿り着くまでは、まだそうとう道は険しそう。
この春、めでたくデビューとなりますかどうか、、、
プロジェクトに進展があり次第、報告いたします!
鋭い方ならお気づきかと思いますが、先日の映画「ホノカアボーイ」も、実はこのプロジェクトの一端。劇中ではビーさん、実際には高山なおみさんが作るロールキャベツのレシピには、いろんなヒントが隠されています!今日さっそく秘訣その1を試してみたら、さらに美味しくなった気がする!
ホノカアつながりで、おやつ用に作ってみたマサラダ↓。
(不格好なコロッケじゃありません、ハワイのお菓子、揚げパンです。)
外はさっくり、中はもっちり。揚げたてがウマし!