今年の梅雨、少しおかしくないですか?
第一に、雨が少ない。
降る時は、夕立ちのようにドバーっと来るけど、一日中しとしと降り続くという日は、あまりないような。
第二に、暑い。
梅雨時は暑いものでしょ、というのは、軽井沢以外の土地の方の発言ですね。
軽井沢の梅雨は、本来、冬に逆戻りしたくらいに寒いのが普通です。
慌てて片付けた炬燵やヒーターを出してきたり、去年も薪ストーブを燃やしたりしていました。
今年は北軽井沢でもムシムシ暑くて、ここでこうなら下界はどうなっちゃってるの?と心配になるほど。

(前に、誕生日プレゼントでもらったカッコよくてお気に入りの長靴も、すっかり出番のない今年.....)
ムシムシ度が上がるにつれ、現れ始めるのが虫虫たち。
北軽井沢ライフは虫くんたちとの共存なくてはあり得ません。
このうちにも、実に様々な姿かたちのやつらがやって来ます。
ぶんぶん飛ぶもの。地を這うもの。這っていたと思うとふいに飛ぶもの。
羽が長いもの。変なしっぽみたいのが生えてるもの。足がいっぱいのもの。
いちいち遭遇するたびに叫んだりはしなくなりましたが、決して好きな訳でもないので、名前を調べあげることもしていません。
大嫌い筆頭番付1位のカマドウマをはじめ、都会では見たこともなかった生物が、ワガモノ顔で食卓を往来している様は、あまり喜ばしい光景ではありません。
そこに登場する対抗秘密兵器!
「その1:麦キャッチャー」
どんくさいかと思いきや、我が家の主はなかなか俊敏は動きを見せます。
あのすばしこい蝿すらも、使いずらそうな黒い肉球のお手てで空中キャッチ!
そこまでで終わればいいのに、その後、自慢げにモグモグするのは、う...、や、やめてほしいのですが....

(やつらの溜り場付近で待ち構えている麦。)
「その2:ないす蚊っち」
この素晴らしいネーミングセンスの商品は、父が「ハンズメッセ」で買ってプレゼントしてくれたもの。
ボタンを押すとテニスラケットのガットにあたる部分に電流が流れる仕組みになっていて、虫を捕らえると「じじっ」と火花が飛んで感電死。
この「じじっ→ぽと(床に落ちる)」は、叩いて潰すこともなく、病みつきになります。
とはいえ、虫をラケットの芯で捉えるための運動神経は必要とされるため、「えいっ」「このっ」と素早い敵を相手にラケットを振り回す様は、知らない人が外から見たらかなり奇怪なものに見えることでしょう。

(もはや生活必需品、ないすかっち♪)
かれらとの闘いは、これから2ヶ月ほど続きます。