冬景色のまま更新が止まってしまっていました。
先週末はひさびさに泊まりで出張。
土曜日は、
ジョウモウ大学主催のプレオープンキャンパスへ。
ジョウモウ大学は、群馬を日本中に自慢したくなる町に!という意気込みのもと、今夏、開校する市民大学。まずはその主旨の説明や、今後のキャンパスの一例としてのプレ授業にお誘いいただき、参加してきました。
会場は、なんとあの高崎白衣観音ふもとのお寺!畳敷きの広い会場には7〜80人ほどの参加者が集まって、初回から熱気ムンムン。
説明会に続いては特別講義として、ランドスケープデザイナー・
山崎亮さんによるスライドトーク。山崎さんのお名前は、鹿児島のマルヤガーデンズや益子の土祭(ひじさい)などのプロジェクトの立役者として聞いていたので、直にお話を聞けるとは感激。講義というより、お話の面白い山崎さんの語り口やキラキラした表情に魅き込まれるように耳を傾けているうちに、あっという間に過ぎてしまった1時間でした。次々と新しいことに人々を巻き込んでいく力の秘密はやっぱり人柄にあるのだろうなぁ、と納得してしまうほど、嫌味のない気持ちの良い方でした。もっと色々聞きたかった!
その後はグループに分かれて、実際のミニ授業を体験。私は、伊勢崎の料理屋さん「ほのじ」店主・堀澤さんによる白菜漬けのお話&もちろん試食付き!白菜漬けを使った豆乳と甘酒の味噌鍋。美味しくて、早く自宅で再現しようと思っています。
プレキャンパスから魅力全開のジョウモウ大学。これからの広がりが楽しみ。麦小舎もなんらかの形でお手伝いしていけたらと考えています。
その足で東京へ移動し、元実家(今は弟家族在住)でお世話になりつつ3ヶ月の甥っ子を笑わせてみたり泣かせてみたり。甥っ子はまだまだ夜泣きもあるわ、なかなか寝付かないわで、パパママも疲労困憊中だけど、それでも少しずつちゃんと親としての貫禄が出始めていて、このぶんなら大丈夫。(おばちゃんは何も出来ずヘラヘラあやすばかり。でもカワイイったらないのです。)
東京では、小規模な出版社が集うブックマーケットを覗いたり、トークショーに参加してみたり、企画中のイベントについての打合せや、「フォレミ」を置いて下さっているお店へのご挨拶や、はたまたリトルプレス作者としての取材も受けたり、相変わらずの駆け足滞在。
地下鉄を乗り継ぎながら、次は...次は...と汗をかきかき常に小走り。ゆっくり旧友と会って飲み交わしたり食事したいといつも思っているのですが、時間が限られていてなかなか厳しい。むーん。
古書組合の中央市は年に数度の大市の日。大市を覗くのは初めて。もともと買える物はないだろうと思いつつ、ベンキョウのためにと単身乗り込み、ひととおり全館見て廻る。やはりいちばん面白いのは、地下の稀少品(署名入り初版や肉筆原稿や書簡、書や絵画など)のコーナー。室生犀星の背中を丸めたみたいな小さい字がコロコロ並ぶ原稿用紙や、毛沢東の書なんていう色紙があったり、個人的には鴨居羊子の絵葉書サイズの油彩画が素敵で見とれました。私にとっては無料で入れる展覧会みたいなもの。いつかこの場でさらっとした顔でセリ落とせるひとになってみたいものですなー。
そしてこの出張を機に、進めるかどうするか踏ん切りをつけられずにいた数ヶ月後のとある企画も、いよいよ実行に向けて動き出すことになりました。
やるからには中途半端なものにはしたくない。とはいえ、キリキリ舞いして自分たちが楽しめないものになってもしようがない。その間のちょうどよいところを狙って、楽しいものに仕上げていけたらいいな、と、徐々にエンジンを吹かし始めているところです。
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このお出かけを境に、こちらに戻って来てからも春を思わせる陽気が続いて、今日はとうとう春一番まで吹きました。
まだまだこれは仮の、束の間の、歓びであることは、これまでの経験からいっても十分にわかっているのですが、それでも、1月の間の、あの身を切られるような、ただうずくまって耐え忍ぶしかないような、どん底の寒さからはついに抜け出したのだ、ということだけはたしかです。
そう思うだけで、お腹の底からムズムズと嬉しさが込み上げて来ます。
この冬は、ほんとに、ほんとに、めげそうになりました。(その他の要素が重なったこともありますが。)
体の細胞が「春」をキャッチすると、それに合わせるかのように身の回りのいろいろな物事がすーっと動き始めるから、不思議です。
カラダって単純。自然ってすごい。
さぁさぁ。そろそろお目覚めの時間ですよ。
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◎お知らせその1:【ルヴァン上田店に「キジブックス図書室」できました】
以前にもちらりとお伝えしていた「ルヴァン上田店」でのキジブックスの常設のお話。
今週の初めより、少しずつですが置かせていただいています!
2階に登って、左手の薄暗く怪しい秘密の小部屋のほうです。
親子・家族連れのお客様を対象に、児童書・絵本・写真絵本などがメインとなっています。
あ、図書室と書きましたが、すべて販売しております!
どうぞ、パンのお買い物のあとにもう一足、上の階まで登ってみてください。古民家探検気分も味わえます。
(パンを買わずに本だけ覗かせてもらうこともOKです。スタッフにひとことお声がけください。)
◎お知らせその2:【フォレミ新規取扱店のご案内】
下記のお店にて、小冊子「Forest & me.」をお取扱いいただくことになりました。
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PAPER WALL エキュート立川店(JR立川駅)
JR立川駅構内にある、ブック&カフェスタイルのオシャレな本屋さんです。
私はまだ伺えていないのですが、早速素敵に並んでいたよ!とお知り合いが教えてくれました。
乗り換えなどの合間にちょっとひと休みをかねて、どうぞお立ち寄りください。
■ルヴァン信州上田店(長野・上田市)
上記の「キジブックス」コーナーにてあわせて販売しております。
パンとお茶のお伴に、畳でゴロリとご覧ください!
本文とはいっさい関係ないのですが、近頃の麦です。テレビが新しくなり、画像が鮮明になって喜んでいるのは人間だけではないようで...。これまでまったく関心を示さなかったのに、突然テレビっ子になってしまいました。特に、ご覧のとおり、自然・野生動物モノなどがお気に入り。BSなんかがいいみたいです。