麦小舎の2011年の営業は、昨日から無事スタートいたしました。
昨日は荒れ模様の肌寒い雨のなか、今日は風がまだひんやりと冷たく感じられるなか、さっそくお立ち寄り下さったみなさん、ほんとうにありがとうございます。
初めはこちこちに緊張していたくせに、ちらりちらりと見知った方が顔を見せてくれるごとに、嬉しくなって、ペラペラと手より口が動きだす。
特別、難しい話も、悲しい話も抜きにして。
今年の冬は寒かったねぇ、と。
でもようやく近頃暖かくなって嬉しいですねぇ、と。
軽井沢の桜はまだこれからなんですよぉ、と。
たぶん、毎年この日は同じこと言っているなぁと思いながら。
毎年同じ会話を交わしながら、またこの小屋の扉を開くことができること。
小屋開きに合わせて、大切な時間を割いてこの山の上までやってきてくれる人がいること。
そのありがたみが今頃になって、ひたひたと心に沁みてきました。
今年の秋、また小屋を閉める時期に、同じようにひっそりと嬉しい気持ちを抱きしめていられるよう。
これからの約7ヶ月を思う存分楽しみながら過ごそう。
そう沁み沁みと誓う夜。
今年は、これまで以上にたくさんの人と、たくさん話をしたいです。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
しみじみしたこと書いておきながら、写真はすっかり花より団子!
Tくんが持って来てくれたお土産は、高崎「微笑庵」の「ちごもち」。大粒のいちごを薄く餡とお餅で包んだイチゴ大福です。
ジューシーなイチゴと薄甘のあんこのバランスが絶妙で、これまで美味しいイチゴ大福に出会ったことがなかっただけにこれにはびっくり。
見た目も可愛らしくて春の手土産にぴったりです。
「ふもとの春をもってきました」なんてTくんのセリフが、また嬉しいじゃないの。よっ、ありがとさんよっ!