麦小舎では、7月10日(日)エコールみよたで行なわれる映画「
ミツバチの羽音と地球の回転」の前売りチケットを取り扱いしております。
前売りは一般1000円(当日は1200円)、高校生以下は無料です。
今回の上映は、震災による原発事故をきっかけに、子供たちの命や未来を守りたいと願う軽井沢のお母さんを中心とするグループ「Kid's Earth」が企画したものです。
私は、直接的には何もお手伝いできていないのですが、せめて一人でも多くのひとに観てもらえるよう、告知・周知の協力ができればと思っています。
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私自身、この映画を震災直後の3月下旬、佐久で行なわれた上映会で観賞しました。
友人が企画していたこともあり、もともと前売券を買って上映日を待っていたのですが、まさかこのような事故が起こり、そんなタイミングで観ることになるとは思いもしませんでしたので、ある種、運命的なものも感じるほどでした。
その上映会では監督の鎌仲ひとみさんの講演もあり、会場からの質問もヒートアップ。眼に涙を浮かべて受け答えていた監督の姿が印象的でした。
それもそのはず。鎌仲監督は「こうした事態が起こることのないように」という願いを込めて、このドキュメンタリー映画を撮り続けてきたのですから。
その無念さ、悔しさはいかばかりか、と胸が詰まりました。
映画の内容について、ここで詳細をお伝えはしません。
ただひとつ、話には聞いているけれど観ようか観まいか決めかねている方には、「今だからこそ観ておくべき」と、強く背中を押したい気持ちです。
私も観るまでは、一方的な正義感や悲壮感を背負って「反原発」を振りかざしたり、お説教臭いものだったらイヤだなぁ、とうっすら尻込みしていました。
でも実際の中身はそんなことはまったくありません。むしろ淡々と、ときどき笑いを誘うユーモアも交えて、事実をありのままに、そして反対一本槍ではなく、「だったらこうしたらいいんじゃない?」という前向きな「提案」を挙げて、見終わったときには明るい希望と爽快感さえ憶えるほどです。
起きてしまったことは元には戻せません。
でも起こしてしまったことについては、もしかしたら私たち一人ひとりも「無関心でいた」という罪を背負わなければいけないのかもしれません。
けれどだからこそ、その事実の前に絶望して眼を塞いでしまったり、どうせ個人の力ではなんにもできないしもう遅いよ、と投げ出してしまうのではなく...。
「起きてしまったあと」を、少しでも未来に繋がる明るいものへ、あの時から変わったねと言われるほうへ、ちょっとずつでも踏ん張って、今を生きるみんなで舵をきっていかなくちゃならない。
今がその大事な転換期なのだと感じています。
本来なら「起こさないため」の作品だったはずなのですが、今となってはこの映画が、「起きてしまったあとのはじめの一歩」になるような気がして、ぜひ一人でも多くの人に観てほしい、と声を大にして伝えたいと思います。
子ども向けプログラムや、託児なども用意されています。
どうぞ近い人に声をかけあってお出かけください。
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ミツバチの羽音と地球の回転 御代田上映会
2011年7月10日(日)
会場:エコールみよた あつもりホール
午前上映 10:00〜12:15 午後上映 14:00〜16:15
*子ども向け特別プログラム
「なおやマンのステージショー&上映会スタッフによるネイチャープログラム」
対象年齢:小学生以上 定員:各回30名(要予約) 参加費:一人500円
エコールみよた内1Fホールにて受付
*みつばちマーケット
*託児あり
■チケット取扱先
【軽井沢/旧軽井沢】natural cafe in a、軽井沢川上庵、フレスガッセ、丸山珈琲本店 【中軽井沢】じねんや、せきれい橋川上庵、テラスオブサクマ、haluta軽井沢店、丸山珈琲ハルニレテラス店 【北軽井沢】麦小舎 【追分】PIZZERIA QUI E LA、Petit Lapin 【プリンス通り】きりさと 【御代田】エコールみよた、ファインコスト メッツゲライ カタヤマ、サンガ・コーヒー 【佐久】大阪屋あさま店 【小諸】丸山珈琲小諸店
チケット前売予約・お問合せ:Kid's Earth
tel:080-3595-1608 / 080-4124-6180