先週末、東京の友人がふたり遊びに来てくれました。
「1泊2日で行くけど、どこか案内して!」
このリクエストが、実はいちばん難しかったりします。
軽井沢は、できれば1週間くらい滞在して、なにもしないで、ゆっくり自然のなかでぼんやりするのが最適。
とはいえ、働き盛りな私たち世代、そんな悠長なことも言ってられず、やはり週末を利用して...ということになります。
そこで、今回「麦小舎トラベル」がご用意させて頂いたツアープランはこちら↓
1日目:
昼過ぎの新幹線で到着する一人目の友人を迎えに駅へ。
友人A、開口一番「『あさま』って新幹線だったんだぁ。特急券買わないで改札入っちゃって大変だった...」
って...。そんなマイナーな存在だったか。

混雑しているであろう、旧軽方面を避け、中軽井沢の裏通りに最近オープンしたカフェ「Cottage415」でランチ。
オープン直後で小雨混じりのお天気にも関わらず、店内はほぼ満席。
こちらは、横浜から移住してきた素敵なご夫婦が開いた、カフェに、陶器やガラスの器などの雑貨コーナーを併設したショップ。商品のセレクトもインテリアも、かなり高感度。どうやらケーキも美味しいらしい。
この日は、冷製スープとサラダとパンのランチセットをオーダー。
某有名ジーンズメーカーで広報関係の仕事に就く友人A と、広告・出版業界のあくどさについて盛り上がる。
夕方近くに着く友人Bを待ちながら、軽井沢物産品を求め、チーズやハム・ソーセージの専門店を覗く。
友人A、着々とお買い物を消化。私、着々と試食。
友人B、到着。
「へぇ〜、そういえば軽井沢って新幹線で来るんだね」
って。あなたたち、揃いも揃ってよく来れたわねっ!
確かに前回は車で来たけれど...。
私の友人には、こういうのんびりマイペース派が多い。
どこかに出かけるとなったら、綿密な下調べをせずにはいられない私から見たら、信じられない暴挙! にしても、どうにかなるということですね。
車内で隣合ったおじいさんと共に仲良く食事を済ませたとのことなので、早々にスーパーへ向かい、夕食の買い出し。
1泊の場合は、やっぱり自宅ディナーの方が、落ち着いて話もできるし。
相方の得意メニューを頭に思い描きながら買い物。

一路、北軽井沢へ。
途中、夕暮れ間近の浅間牧場に立ち寄り、散策。
珍しく、いつもはなかなか見られない牛たちに出会う。
山アジサイやヤナギランなど、初夏の高山植物も見かける。
すれ違う観光客が携帯で話す様子から、東京で大きめな地震があったことを知る。
東京から誰かが訪ねて来ている時に必ず、天変地異が起こる。
去年の噴火の時も友人家族が。
両親が来ていた際には新潟の地震が。なぜだ?
パスタ、ピザ、サラダなどの、簡単な夕食。
それぞれが持って来てくれたワインで乾杯。
10年来の友達と久々に会って、飲んで、たわいもない話ができるのは、やっぱり嬉しい。
特にこんな辺境に住んでいる今の状況では。
2日目:
ゆっくりめに起床し、テラスで朝食。
この隙に飛び出した麦が、キジを捕まえてイイトコ見せようとするが、未遂。
支度を調え、昼前に家を出る。
雄大な浅間山の姿を見せたかったけど、この時期はかすんでしまって無理。
「だいたい、あそこらへんにね...」と指差し、想像してもらう。

星野エリアへ。
トンボの湯やピッキオビジターセンターを覗きながら、野鳥の森へ。
「最近、こういうとこ歩いてないね。遠足思い出す。」
途中の水溜まりのような池で、大量のおたまじゃくしに遭遇。
もう足が生え出してカエルになりかけてる。
いつまでも興味津々の友人Aに、終始腰が退けていた友人B。
それにしてもここの森はほんとにキレイ。
続いて対岸(ホテル側)に移動。
石の教会では、ちょうど挙式と挙式の合間で中を覗かせてもらえた。
一風変わった教会の趣に、素敵素敵とはしゃぐ。
高原教会では、毎週日曜恒例、ゴスペル礼拝のクワイア(歌う人たち)のリハーサルを見学。
予約を入れてあるランチの時間が迫ってきたので、礼拝には参加できず。
ランチは、ピザと燻製の美味しい「エンボカ」へ。
私も、普段なかなかゆっくりランチなんて出来ないので、こういう機会に行きたかったお店。
スタッフのOさんにワガママを言って、リビングの窓際の席を用意してもらう。
(蛇足ですが、この日のお隣席には、あの国民的ドラマ「○の国から」のHちゃんが、息子さんや旦那様と一緒に来てました。)
ノンアルコールシャンパンと一緒に、前菜として生ハム3種__ハモンセラーノにパルマハムに、今をときめく(?)イベリコ豚ハム__の盛り合わせをつまむ。
ん〜、美味いっ!ほどよい脂身に塩加減。美味しいところをちょっとずつ。贅沢〜♪
続いてハーフ・ハーフでオーダーしたピザ。
なかでも、胡麻豆腐と野沢菜とえごまをのっけたピザが絶品!
もちもちのピザ生地に、胡麻豆腐がトロトロになって、ほんのりしょっぱい野沢菜と混じってのっかって、なんでしょう、この絶妙なる組み合わせは!
女3人、言葉をなくすひととき...。
東京中でオイシイものを食べ尽くしている友人も、これにはヤラレていました。
しめしめ。

ということで、結局またもや「食べる」ネタでシメてしまいましたが、軽井沢ステイ、楽しんでもらえたましたでしょうか。
またのツアーのお申し込み、いつでもお待ちしております。