7/10の「ミツバチの羽音と地球の回転」御代田上映会。
この会場で、一通のお手紙を朗読します。
福島市で果樹園を営む安斎伸也さんが、震災(原発事故)から3ヶ月の6.11の日のイベントに際して書かれたものを、ご本人と関係者の方にお断りの上、読ませていただくこととなりました。
私自身、こんなふうに大勢の方の前で声を出すだなんて、学生時代の何かの発表会以来のこと。
うまく読めるだろうか、出過ぎたことをお願いしたのじゃないだろうか、と、今これを書きながらもまだ、不安で胸がきゅうきゅうしています。
でも、うまく読む必要など、ないのかもしれません。
そこに書かれているのは、ちょうど4ヶ月前、3月10日のその日まで、家族仲良く、時には喧嘩したり、自分の愛する場所で、誇りを持てる仕事に打ち込んで、笑ったり、泣いたり、食べたりして、明日も今日と同じような日がくると当たり前に思っていた、そう、今の私たちと同じような、一人の同世代の男性の、飾りのない、まっすぐな言葉です。
私はただそれを代読させていただくだけ。
今もまだ、福島の悪夢は何も終っていないこと。それは私たちの暮らす場所からほんの目と鼻の先で起きているのだということ。原発という、あの脆くて危なっかしい、人の命よりも経済性を優先させる施設が日本中で稼働している限り、次は私たちの身にも同じことが起こる可能性が十分にあるということ。そして、私たちは私たちの手で、子供たちを、まだ見ぬ世代を、守る責任があるということ。
そのことをもう一度、ひとりでも多くのひとと共有することができたら...。
ただただ、その思いで、今回の提案をさせて頂きました。
快く協力してくださった、主催のKid's Earthの皆さん、ありがとうございます。
会場でたくさんの方とお会いできることを楽しみにしています。
■上映会の詳細は
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■上記の理由から、
7/10(日)は以前よりお知らせしているとおり、麦小舎は臨時休業とさせて頂きます。ご注意ください。(9日(土)は通常どおりオープンします。)
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「a day for books at 夏の麦小舎 with ブックピックオーケストラ」
詳細とお申込方法は、
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