今シーズンもまもなく終了。
そのタイミングに合わせて、麦小舎では久々に大きめのDIYプロジェクトが始動します!
題しまして.....
「テラスデッキが傷んでしまって補修しなければいけないから、だったらいっそのこと、サンルーム風にしてみちゃうってのは、どう!?プロジェクト(仮)」です。
構想は去年の冬前からあったのですが、作業時間や予算との兼ね合いですぐには動けず、この秋、お店を閉めるタイミングでの実行となりました。
(このために例年より早じまいとなります。ご了承ください。)
この母屋のデッキ部分。
西側半分と2階テラスは、ほぼ建てられた当初からあるものなので、もう30年近く。
大工さんが丁寧に作ってくれたので相当もってはきましたが、それでもそろそろ、柱や手摺にも腐りや痛みが目立ち始め、床板も危なっかしくなってきました。
東側、相方が張り直した部分も、雨に直接当たるため痛みが早く、今年はとうとう足で踏み抜いてしまい(お客さんもびっくり!ゴメンナサイ)、今は継ぎはぎの応急処置がされています。
どちらにせよ修繕は必要だったのですが、それに加えて、私には兼ねてからのリクエストがひとつ。
室内でもマイナスにまで冷え込む厳しい冬を少しでも楽しく乗り切るために、日中、お日様の射し込む時間だけでもぽかぽか過ごせるサンルームがあったらいいなぁ、と常々思い続けてきました。
ただ、本格的な(エクステリア専門店で販売されているような)サンルームを設置しようとすると、とてもとても予算オーバー。(アルミサッシの仕様も味気なくて魅かれないですし。)
欲しいのは、完璧な保温性・気密性ではなく、お客さまや私たちが面白く、居心地よく過ごせるスペース。
だったら、自分たちでやれる範囲で作ってみようか、と、あいなりました。
麦小舎にとっては、北側の風呂焚き小屋兼食品倉庫、「キジブックス」小屋に続いての、3度目のDIYプロジェクト。
はてさて、どんな感じに仕上がるのか。雪が降り出す前にどこまで進められるのか。
相変わらず勢い重視(!)、手探りながらの出動です。

まずは、既存のテラス部分の解体作業から。
使える材料はなるべくそのまま生かしたいので、状態などを確かめながら、2階から撤去を始めています。
見慣れた姿が変わっていくのを見るのは少し胸がいたみますが、実際、剥がしてみると、思った以上に腐食も激しいので、やっぱりこれは今やるしかなかったのだなと痛感。
棟梁(相方)は高場の作業。下っ端作業員(わたし)は、下で落ちてくる端材などをまとめて運搬する係。
百々は、何やら動き出したことに興奮して、横でバウバウ。犬ぞりで木材くらい運んでくれたらよいのですが...。
明日とあさっての最後の週末営業。
カフェに、少し「現場」感が漂っておりますが、そこはお気になさらず。。
北軽井沢はいよいよ紅葉も終わり、晩秋から初冬の装いに。
この、少しもの寂しい、スカスカとした森の隙間から山を望む、これくらいの頃合いも、北軽井沢らしさが感じられる季節です。
ぜひ暖かい格好で、今のものとしては最後になるテラスデッキで、珈琲片手にほうっとひと息、どうぞ。
私たちも,普段どおりに、お待ちしております。