このところ、猛烈な寒波や大雪の話題が、ニュースのトップを飾っています。
寒い、寒いと言っているうちに、1月が終ってしまったような...。
今日はおまけに風が強く、雪が横殴りに降るような、冬の嵐。
窓の外は、
先日コラムに書いた、まさにローラの「長い冬」を思わせる光景です。
暦がひとつ進んでも、まだ春の気配を感じるまではほど遠く、あとひと月はこの厳しい寒さが続くのかと思うと、正直うんざり。
自分たちで好きで選んだ暮しなのだから、文句を言うのはおかしな話ですが、見栄を張って「ぜんぜんへっちゃらさ」と空元気を装ったって仕方ない。
本来の原始的な意味での「冬」の前では、ちっぽけな人間はひたすら縮こまって、耐えるものなのかもしれません。
頭が省エネモードに入っているため、日記の更新も一週間ほどずれながらではありますが、忘れないうちに振り返っておきましょう。
1月23日。
最終日ぎりぎり。上田のルヴァンの友子さん・ハルさんの二人展「ぷらり」へ滑り込みで出かける。
その名前のとおり、会場には、ハルさんの作る帆布やリネンのバッグがゆらゆら、友子さんのフェルトのモビールがくるくる。
最終日でモノが少なくなっていたはずなのに、それでもしっかり見応えあるボリューム。
ふたりとも、時間がないないと言っていたのに(それも当然、どちらもふたりのお子さんのママであり、仕事も持ちながらの作品づくりだから)、きっちり仕上げてきていて、さらに一つ一つの作品も、一昨年の時よりぐっと深化していて(持ち味が濃縮された感じ)、なんだか見ていて胸に込み上げてくるものがあった。
それぞれがんばってる。私は何やってるんだ?と、ハッパをかけられる。
ルヴァンのヒミツの小部屋「キジブックス図書室」の本が、年末年始にかけてだいぶ動いていたみたいで嬉しい。覗いてくれた皆さん、ありがとうございます。
少量ですが、入れ替えをしました。ひきつづき、ルヴァンに行ったら覗いてみてください。
1月25日。
先月より始まった機織り部「カランコロン」の第2回。
前回、機上げ(縦糸をセットすること)の途中で断念したところの続きから。
-----以下、復習兼ねてメモ-----
*胸木に軽く巻き付けた糸を二等分し、真ん中から綾に気をつけながら「筬・綜コウ通し」を使ってまず筬に通していく。
*筬を通し終えたら、2枚の綜コウに同時に通す。
*筬・綜コウに通し終わったら、まっすぐ伸ばした位置の男巻棒に、数本ずつ分けて結ぶ。張りの強さが一定になるように。
*機の向きを正面に戻して、布巻棒に結ぶ。これで機上げの完成!
*板杼に横糸を適量巻いておく。
*織り出しの初めは、太めの別の糸で織る。縦糸が並行でまっすぐに並ぶまで数センチ織る。
*本番の糸で織り始める。均一に織るために、少し斜めになるように通して手で調整するとよい。打ち込む力加減を同じにする。
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こうして数段織るところまでこぎつけた。
目の前の手元で、数ミリずつでも実際に「織られて」いくのを見るのは、なんともいえない感慨が湧いて、興奮する。
このまま、もっと、もっと...と無心で織り進めていったら楽しいだろうなぁ!
しばらくは、横糸を色々なもの使って、織り地がどんなふうに変化するか確かめてみる。
いずれ、スイスイと杼を通していく日を夢みて、一歩一歩.....。
この日の昼食は、私の持参したサンドイッチ2種(タマゴサンドとニンジンをカレー味に炒めた具のもの)と、Yの持ってきた野沢菜にチーズ、Oさんが用意してくれたジャガイモをふかしたのにオリーブオイルと黒塩をかけたのを頂く。賑やかな食卓。(こっちも目当てだったりする!)
1月27日。
急性胃腸炎に倒れる。
(悪夢のようでしたが、幸い症状は一日で収まりました....。)