トニ子ちゃん、お返事ありがとう。
きれいなお写真が、まるでその国から届いた絵葉書みたいで
嬉しくて何度も読み返しました。
トニ子ちゃん、お写真じょうず!
フランスとグアムの教会。どちらも「光」が印象的だね。
とくにステンドグラス越しに射す虹色の光の粒を見ていたら、
ボクまで、その場所で、光がゆらゆら揺れ動くのを
見ていたことがあるみたいな錯覚を感じちゃった。
いつかいっしょに外国の教会を訪ね歩けたらいいですね。
「絵葉書」というところから、こちらの本が思い浮かびました。
guide an・an
パリからの旅
イラストレーターの堀内誠一さんが、パリやフランスの町々のことを
スケッチや写真で、絵葉書のように綴っている本。
雑誌「アンアン」に連載されたのをまとめたものです。
200ページ以上のちょっと厚めの本に、細かいイラストや
写真や、文章がびーーーっしり!
この本を隅から隅まで眺めていたら、誰でもフランスをぐるりと
旅してきたような気分になれちゃいます。
さささっとした筆づかいで、フランス人の特徴や街並をあらわすスケッチは
もちろんのこと、フランスを知り尽くしてる堀内さんならではの
文章もとっても痛快で、辛口コメントや悪口みたいなのもあるから
お堅い「紀行文」や、表面だけをなぞった「ガイドブック」とは違って、
ほんとに「お友達からの絵葉書」気分で楽しめる一冊なの。
ボクやトニ子ちゃんの世代って、一度はフランスやヨーロッパに憧れるー☆
っていう時期がなかった?
ボクなんて、10代の頃まさにかぶれちゃって、ふらふら〜っとしばらく
フランスに飛んでいってたことがあるんだ。だから余計に懐かしいのかも。
サガンの翻訳で知られる朝吹登水子さんや、シャンソン歌手の石井好子さん、
伊丹十三監督の書くおしゃれなエッセイなんかに影響受けちゃって。
実際にはまだまだまったくの小娘(...あ、ボクは男の子だから小坊主?笑)で
フランスのエスプリがどうこう言えるような楽しみ方なんてできずに、
毎日コミュニケーションを取ることに必死になってただけな気もするけど、
でもあの時に無意識に感じた、あの国に暮らす人たちの美意識とか、
歴史への誇りとか、文化性とか、ファッションとか、食事とか、
人生の愉しみ方みたいなものとか....、そんないろいろなことが
あとあと、ひょっこり思い出されて助けられたりすることがあるから、
やっぱり行ってみておいてよかったなぁ、と思うんだ。
大変だったことや、コンプレックスを感じたこととかも、含めて、ね。
ああもう、まったく。こんなことを書いていたら
旅に出たくなってしまって困っちゃうね!!
キジたろう