トニ子ちゃん
始まってしまうと短いもので、「やどり木からみえるもの」も、いよいよ今週末までだね。
わくわくディスプレイをしたのが昨日のことみたいなのに。
あれから毎日、ついつい「本は可愛がってもらっているかな」と気になっていたのだけど、トニ子ちゃんのお手紙を読んで、じわわんと嬉しくなったよ。
キジブックスのお店番をしている時のキジたろちゃんも、こんな気持ちになるのかなあ、なんて思いながら、値札をはずして、もう会えないかも、と本の表紙をさっとひと撫でして、袋に入れて。
まだ一週間なのに、そんな一連の動きがお約束となって、本とお客さんを見送っています。
そんなふうに扱ってもらえて、キジブックスの本たちは、ほんとに幸せだなぁ。
そうなの。まさにお店番をしてるときはそんな気持ち。
本屋さんなのだから、本を売らないといけないのだけど、好きだった本が売れていくときはおもわず「あ」と手を伸ばして取り返してしまいたくなったりするよ(笑)
特に古本の場合は、一期一会だから。
でも、そんな本たちは、ぐるぐるとたくさんの人のところをまわって、いずれまた帰ってきてくれるような気もして。
寂しいけど、「いってらっしゃい」という想いで販売してます。
せっかくだからここで、初日に撮ったやどり木@トニコの風景を、いくつかアルバム風に載せてみるね。
あぁ!今、思い返しても、キラキラ楽しい空間になったよねぇ!
まだ見ていないひとには、ぜひぜひ覗いてもらいたいなぁ。
トニ子ちゃんも書いてたように、動物モチーフのお話は、ボクもついつい集めてしまうよ。
今回も絵本のなかにちょこちょこ混ざっているはず。
アンティークのくまさんのお人形(とぼけた表情がすごい可愛かった!)の横には、さりげなく古いプーさんの本を並べておいたんだけど、誰か気づいてくれかしら?!
麦小舎店主のふたりは、大の猫好きで、店名の「麦」というのも飼い猫の名前。
店内の本棚には猫の本がずらりと並んでるよ。
これまで自分たちは完全に猫派!と自認してたはずなんだけど、どうやら去年の春に登場した「1匹」のおかげで、ちょっと様子が変わっちゃったみたい。
「1匹」とは、この子↓
秋田犬の雑種で「百々(もも)」ていうんだ。
20キロちかくあってとっても大きいけど、まだ1才だよ。
北軽井沢の冬はとっても寒くて厳しいのに、平気な顔してお外で暮らしてるよ。これにはボクもびっくり!
この子が登場してからは、どうも犬の本も気になっちゃうらしくて。
もうすぐ本棚に「犬コーナー」もできちゃうかしら。
そういえば絵本とかだと、よく猫はずるがしこくて意地悪で、犬はちょっとマヌケでお人好し、みたいに描かれることが多いよね。
そんなの偏見じゃない?と思ってきたけど、どうもうちのコンビを見ていても、あながち間違ってないみたい...(笑)
どちらにしても可愛いものです。
(と、鳥のボクがいうのもおかしいけどさ!)
残り数日、本たちをどうぞよろしくね!
キジたろう
★「
tonico」での展示は、このあと29(金)30(土)1(日)となります。どうぞお見逃しなく。