先週末からスタートした、カトレア草舎原画展「渡りの夜から、冬のおわりへ」。
ご報告が遅くなりましたが、オープニングの2日間、さっそくたくさんの方にご来店いただき、ありがとうございました。
カトレア草舎の松尾和夏さんも、前日の搬入から初日に在舎。
(新潟から初の高速ドライブで飛んできてくれました!)
「展示」という企画が今回初めてだった私たち。
どのように作品や商品を見せるかは、実際に和夏さんと相談しながら、ライブ感覚で決めていきました。
新しいサンルームのスペースに、カトレア草舎の紅茶と文具の商品をずらり。新潟にある実店舗のミニ出張店のような雰囲気に。
メインとなる8枚の原画は、どこへ飾られたかというと・・・
なんと、本棚のなかの一画が展示場所となりました。
よそのギャラリーやショップなどでは、ありえない構図かもしれませんが、麦小舎らしいといえばらしいです。
そして、実は和夏さんの絵自体が、古い本の1ページに色を塗り重ねるというスタイルのため、本と絵の愛称はぴったり。
あるべきところに収まった、といってしまってもよいのかもしれません。
ぱっと来店しただけでは気づかない・・・というのも個人的には気に入っているところ。
じっくり滞在いただいて、ふらりと何度でも、本棚の前で足を止め、絵を眺める。
そんな過ごし方をしていただけたら嬉しいです。
(こちらは見てのオタノシミで、写真は載せずにおきます。)
カトレア草舎オリジナルフレーバーティー、全部で9種類も、カフェのメニューとして提供しています。
「森の月明かり」「園芸家のお昼休み」など、ものがたりのタイトルのような名前のついた、かわいらしい紅茶たち。
ひとつひとつサンプルもご用意していますので、実際の香りを確かめながら、またはタイトルや添えられたものがたりの雰囲気などから、その日の気分に合ったものをお選びください。
前日の夜。搬入を終え、一緒に食事をしたあとに、和夏さんの宿泊場所だったキャンプ場のテントにお邪魔しました。
テントの中で、キャンプ用のバーナーでお湯を沸かし、それぞれのマグカップにたっぷり注いで飲んだ紅茶はびっくりするくらい美味しく、体に染み渡っていくようでした。
そのときの紅茶が「森の月明かり」。
森のなかのテントの外では、雨上がりの空に朧月・・・。
ぴったりすぎるくらいのシチュエーションとあわせて、その日、和夏さんとゆっくりお話したことなど、記憶に残る夜になりました。
そして、展示のスタートを記念して、紅茶に合わせたお菓子の協力をお願いした「ありんこ菓子店」のプレートは、今日しかない特別メニューを楽しみにいらしたお客様で、両日ともあっという間に完売!
余っちゃったら味見させてもらおう、などという店主の密かな目論見など吹き飛ばされる勢いでした。
香りの個性の強い紅茶に、どんなお菓子をあわせようか・・・と、ありさんも試行錯誤してくれた今回のお菓子。
香りのエッセンスや、タイトルに込められたイメージから、ほかでは見たこともない(近くにいる私もこれまで見たことのない!)まったく新しいメニューを用意してきてくれました。
お席の混雑や、慣れない紅茶のサーブにバタバタとして、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、お客さんの幸せそうな顔を見て、私たちもありさんもひと安心。
紅茶の甘い香りと、美しくて美味しいお菓子、そしてお客さんの笑顔に包まれた、幸せな週末の時間となりました。
原画展はこのあと6月24日(日)まで開催します。
期間中の週末は、土日に加えて、金曜日も特別営業(メニューはお茶のみ、10:00~16:00)しますので、しっとりと緑も深まる森で、絵と紅茶をお楽しみください。
さあ。そしてそして。
麦小舎では、夏を前にもうひとつ、こちらは賑やかにパ~~っと楽しむ「夏祭り」イベントを予定しています。
詳細はまもなくお知らせいたしますが、キーワードは【七夕】&【カモシカ】!?です。
こちらもどうぞお楽しみに!
毎日のように晴れたり降ったり。不安定なお天気ですが、その間にも春から初夏へ、森の息吹もぐんぐん勢いを増しています。
カッコウが鳴き、私がいちばん大好きな樹花・コナシの白い花がたわわに咲いています。
相方の勤め先の農園でも、今年いちばんのレタス類の収穫が始まり、私も朝一番の出荷のお手伝いに今年も参戦させてもらうことに。
これから秋まで、早起きの毎日。慣れるまではちょっとツライですが、なんといっても早朝の空気と採れたて野菜は最高に美味しいので、恵みを分けてもらうためにもがんばるぞー!