9月になりました。
完全に夏が終ってしまう前に、この夏のこと、小学生の絵日記よろしく、慌てて振り返っておきましょう。
もうひと月以上も前ですが、丸々の休みをもらって(二人揃ってのお休みはこの日だけだったかも)新潟市に行って来ました。
目的は、初夏に展示でお世話になった「
カトレア草舎」さんのお店に、返却を兼ねて遊びにいくこと。そして普段あまり縁のなかった市内をあわせて廻ってみたかったから。
カトレアの和夏さんのお店はそれはそれは小さな...けれど彼女の世界感がぎゅっと濃縮された空間でした。けれどそのお店はそれで見納め。晴れてこの9月1日より場所を変えて新しいお店として移転オープン。新しい場所では、カトレア草舍ラインナップの紅茶も頂けるのだそうです。こちらは次回のお楽しみ。
カトレア旧店舗のすぐ近くには、こちらもずっと訪ねてみたかった「
北書店」がありました。
いい本屋さん(好きな本屋さん、かしら)というのは、一歩足を踏み入れただけでわかります。町の本屋さんらしい“おしゃれすぎない雑然さ”を残しつつもあのセレクト、あの棚づくり。くらくら目眩がしそうでした。こんな本屋が自分の町にあったらいいのに。でもあったらあったでお財布がもたないな、なんて思いつつ、なぜか興奮を見破られまいと平静を装いつつ、念願の数冊を手に入れ、後ろ髪を引かれるように店を離れました。
古町通というアーケードのある界隈を散策してから、車で埠頭へ。新潟市は町の中にいくつも運河や大きな橋があるのが印象的です。
観光客で賑わうお寿司やさんで相方リクエストの海の幸を堪能したあとは、開催中の「
水と土の芸術祭」メイン会場「万代島旧水揚場」へ行ってみました。数年前まで水揚げやせりが行なわれていた運河沿いの建物にアートの展示や出店など。この芸術祭、気になるアーティストさんもいくつか参加されていますが、ゆっくり見て回るには1日では足りません。12月まで開催しているようなので、行かれる方はじっくり時間をかけてお出かけあれ。
新潟ワンデートリップに役立ったのが、カトレアの和夏さんとお仲間で、芸術祭にちなんで作った「
ニイガタ分水路マップ」です。知らない町を歩くときに欲しいのは、市販の観光マップよりも、顔見知りの方のなにげない地元情報。ここにはそんな「暮らす人目線」の案内が詰め込まれています。ぜひ新潟市に行かれる方は参考にしてみてください!(こういったものの軽井沢vers.があったらいいよね、、とも思ってみたり。。)


北軽井沢唯一の夏祭り「納涼高原祭り」は、雨のため2日延期されて8月16日に。
ふだんは少し離れたグラウンドからひっそり見ることが多かったのですが、今年は歩いて会場まで。
びっくりしました。あんなに出店やお客さんが集まっていたんですね。
浴衣でおめかしした地元の中学生くらいの女の子たちが可愛らしかったなぁ。
缶ビール、生ビール、持参のおつまみ、会場で買ったたこ焼きにローストビーフ片手に、居合わせた人たちと一緒に首を90℃傾けて、頭上で広がる花火に歓声をあげました。
時間は30分ほどと短いのですが、打ち上げ場所がすぐそばなので、真上で開く迫力はなかなかです。
今年(というか例年)、最初で最後の花火観賞。

お盆期間、最後の週末は、ルヴァン上田店さんのお誘いで、上田柳町の夏祭りへ本の出張販売に。
ちょうど夏の営業にちょっぴり疲れが出ていた頃だったので、よい気分転換になりました。
ルヴァンや蕎麦のおお西さんなどがある昔の宿場町の風情を残す柳町通り。地元の商店主さんが中心となって、出店やライブ、鮎のつかみ取り、ファイアーダンスなど、催し物もりだくさんなローカルなお祭り。小さい頃に出かけた近所の夜祭りのようで、懐かしくなりました。
浴衣に法被の子供たち。昼間っから飲んだくれる爺ちゃんたち。帰省して「ひさしぶりー」と再会を喜び合う若い人たち。
私たちも束の間、商店さん気分で、食べたり飲んだり、出店は単なる口実で!楽しんできました。
ふだん、ぽつんと山の中の独立したお店にいるので、こんなふうな商店街とか横の繋がりのある関係もいいなぁと羨ましくなったり。いずれはそんな場所でもお店を構えてみたいなぁ....なんて妄想してみたり。



夏らしい記録といってもこんなくらいだったかな....
それでもこの時期は、自分たちが出かけずとも、古い知り合いやお友達が訪ねてきてくれることも多く。みんなの夏休みの風景を眺めているだけで、十分に夏気分は満喫できました。
あとは、今月半ばに、遅ればせながらの夏休み(というか「夏、お疲れ休み!」)をいただいて、秘湯にでも出かけてこようかと...♪♪
それにしてもこの夏は、暑くて長ーく感じたのですが、皆さんはいかがでしたでしょうか?