1月24日、快晴。朝の気温−11℃(→日中はプラスに)。
病気だったとはいえ、なんと10日間も家から出なかった。
そろそろお尻にカビが生えちゃう。
週末にはお出かけが重なるし、リハビリを兼ねて、あの日以来初めて、一人で車で山を降りてみる。
よい天気すぎるくらいの天気。車の窓も開けてみる。
延滞していた本を抱えて図書館へ。
ぐるっと書架をひと巡りしたら頭がフラフラしてきた。
いつもなら2巡3巡するところを諦めて、最初に手にした数冊だけを借りて、ヨロヨロ外へ。
今度はオモテの青空がぴかーんと眩しすぎて、完全に酔ってしまった。
洞窟に暮らしていた人が、外へ引きずり出されたらこんな感じか?
カラダも適度に日に当ててやらないと、いろいろな機能が低下するのだな。
駐車場でしばらく休んだら、目眩は治った。
買い出しをして、調子が出て来たので、コーヒーショップに入り、カプチーノを注文。
大きなガラス窓の向こうに、先週、車に閉じ込められたままぴくりとも動かなかった国道が見える。
今は何事もなかったかのように、車がのんびり行き交っている。
あの日の光景が嘘みたい。
というか、いまだにあの大雪のことをひきずっている人間も、私くらいだろう。
我ながらしつこいし、ナイーブすぎると思う。
でも、なんだかあの日の雪には「ヤラレて」しまったのだ。
でも、今だから言えるけれど、あの風景を見ておいてよかった、とも思う。
これからも、この場所で暮らしていくのなら、しておくべき経験だったような。
二度とはこりごりだけれど。
コーヒーが美味しく感じられるのも久しぶり。
体を起こして、本の細かい文字を読み続けられるのも久しぶり。
すばらしいことだ。
そう思わせてくれたインフルエンザにも感謝すべきなのかしら。
それにしても、今日の浅間山は、白と青のコントラストといい、くっきりとした稜線といい、美しすぎた。
(これも久しぶりに拝んだからかもしれないけれど。)
なんかもう、あの山となら心中したっていいや、と思えるくらいの美しさ。
あの山が吹き出すドロドロした火砕流になら、喜んで身を巻かれよう、と思えるほどの。
いや、心中にはならないか。山は火を噴いたからって死なない。こっちがひとたまりもないだけで。
そんなことをぐるぐる考えているのだから、まだ頭に熱の塊が残っているのかも。
家に帰ったら、自家製大豆を使った今年の味噌の仕込みを、相方がささっと済ませていた。
....素早い。
....ええ、そうです。tiwtterなどでさも自分が作ったように書いていますが、正確には隠れた主語(「家人が」)があります。
去年はタイミングを逃して作れなかったら今年は楽しみだなあ(^▽^)!(←素知らぬ顔。)
明日は、
あさって松本に持って行くおでんの仕込みです!
【メモ:図書館で借りた本】
*いちばんここに似合う人(ミランダ・ジュライ)
*ポトスライムの舟(津村記久子)
*神去なあなあ日常(三浦しをん)
*魔法飛行(川上未映子)
相方撮影。本文と関係ありません。