立春。春が立つ。
口にするだけで、マシュマロを頬張ったときのようなまあるい気持ちになりますね。
ちょうど気温も穏やかな数日が続いているし。
漫画に出て来る悪魔みたいな格好した小さいひとが、
「バーカーめー。これからが本番じゃねえか。山の冬はまだ折り返したばかりだぜ!」
と、槍でツンツンしてくる声も聞こえてはいるのですが、
この日ばかりはまあるい気分でいさせてください、と軽く無視。
たぶん、予報では今夜あたりから、悪魔くんの高笑いが響くハメになりそうですが...。
先週の土曜日は、諏訪へ。
宮坂醸造「セラ真澄」で開かれる「くらもと古本市」の搬入へ。
この日は特に暖かく、あちこちの温度計が10℃以上を指していて、気持ち悪いくらい。
(楽しみにしていた御御渡りどころではありませんでした。)
開場1時間前くらいについて、ほかの出店者さんにご挨拶しながらセッティング。
テーブルが少し小さめなので、箱を積み上げたり、皆さん工夫されていました。
顔なじみの出店者さんは、追分コロニーさん、ch.booksさん、遊歴書房さん。
それに、主宰のバリューブックスさん、ことば屋さん、光風舍さん、書肆月影さん(は以前、高遠のお店でお会いしていたのにご挨拶しそびれてしまった)、mountain booksさん(こちらも、フォレミの販売などでお世話になっていたリゾナーレBooks & Cafeのスタッフさんでした!)、そして製本ノートの美篶堂さん。
考えてみたら、プロの古本屋さんが揃う古本市に参加させてもらうのは初めてのこと。(企画したりしたほうが先でした...。)
みなさんの選書、並べ方、手際の良さ、勉強になります。
それぞれがギュッと濃密な、個性的な本を並べていますよ!
会場の「松の間」は、その名のとおり姿のよい松がどーんと窓ガラスいっぱいに見えていて、気持ち良い空間です。腰かけて本を読める席もあります。
初日からかなりお客様も来てくれているようで、その後、追加便もお届けしています。
真澄の新酒「あらばしり」も発売されていました。
私たちはその足で下諏訪に立ち寄り、諏訪大社下社にお参りしてお札をいただき、「すみれ洋裁店」の緑ちゃんと久しぶりに会って近況を聞いたり、緑ちゃんに教えてもらったトンカツ
「天一」(※訂正!「丸一」さんでした。)でさくさくのカツや海老フライを食べ、前から気になっていた町の立寄湯「菅野温泉」でレトロな湯船に浸かって、早めの帰宅。
真澄と諏訪湖、それに下諏訪めぐりを組み合わせるのもおすすめです!
酒蔵で本を読む「くらもと古本市」
日程:2012年2月2日(土)〜11日(月)
場所:セラ真澄(宮坂醸造内)
時間:10:00〜17:00(最終日16:00まで)
http://kuramoto.valuebooks.jp
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古本市でもご一緒している「ch.books」発行のフリーペーパー「チャンネル」。
できたてほやほやの10号は、ニャニャニャニャーンとまるごと猫特集です!
表紙の猫ちゃんからヤラレてしまいますが、なかにも、チャンネルのアイドル猫くつしたちゃんをはじめ、長野各地の看板猫や、猫カフェ、猫つぐらのことなど、猫づくし。
そして、僭越ながら(厳密には信州ではないにも関わらず!)わが「麦小舎」の幻の看板猫・麦も載せていただいております!
ふだん店には姿を現さない影ボス、いつもよりちょっと凛々しさ倍増のカットです。
さらに、わが舎のもうひとつの猫軍団、ソト猫チームのお話を、コラム形式で少しだけ書かせていただきました。
猫好きさんはもちろん、猫アレルギーさんも誌面では大丈夫でしょうから、どうぞどうぞお手にとってご覧ください!
ニャウ ON SALE!!(じゃないや、フリーペーパーですから!)