家からひとを眺める。花のようなひとに会う。

長野の住まいと建築の情報誌「住まいnet信州」、最新号が県内の書店に並び始めました。

いつもライターとしてお手伝いしているこの雑誌。
季刊誌（年2回発行）ですが、今号で10周年を迎える、特別号です。

取材を通して、たくさんの信州の家を覗かせてもらいます。
注文住宅をメインに紹介しているので、ひとつとして同じタイプの家はなく、
建築家の設計から、地元で代々営む小さな工務店の作った家まで、
ひとつひとつに、住む側や、作る側の、さまざまな想いが交錯していて、
個人の好き嫌いを超えて、ひたすら面白いなあ、と感心してばかり。
地域柄、比較的ゆったりと作られた住宅が多いのも、見ていて楽しい理由かもしれません。
信州への移住を考えるひとにも、もちろんお薦めの一冊。

生きる上で欠かせない「家」という存在。
「家」から「ひと」を眺めることができるのも興味深いです。
建てる前だけでなく、建てた後も、そんな目線で読んでいただけたら...。

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連載中の「作家の仕事場」では、茅野にお住まいのフラワーデザイナー「c23/柿澤美香」さんを訪ねました。
フラワーリースやアレンジというと、普段身近に置いておきたいと思えるものに、なかなか出会えないことが多いのですが、柿澤さんの作品は、甘すぎず、野にあるままに近い....といっても「ナチュラルカントリー」にならない絶妙な匙加減が印象的で、ぜひ一度、ご本人にお会いしてみたいと、リクエストをしたのでした。
お会いしてみたら、ほんとうに花のように（という装飾詞が決して過言ではない）かわいらしい方で、こちらがドギマギしてしまうほどだったのですが、一言ひとこと、慎重に言葉を選びながらの受け答えにも、真面目な人柄が伝わってきて、作品にも、作者本人にも、二重に恋に落ちてしまいました...。
いつか、この山小屋にぴったりのリースをオーダーすることが、目下の夢です。
茅野の駅から程近いところに、生花や雑貨なども併設するアトリエショップ「LINE WORKS」もあります。
記事を読んで、興味を持っていただけたなら、ぜひ訪ねてみてください。