よそさまのおうちの庭ですが、お花がきれいだったので、こっそりup。
北軽井沢のカフェ「海のマリー」さんは、なにしろお庭を眺めるためだけでも、一度は訪れてみてほしいところ。
こちらの奥さまの手にかかれば、自生の山野草も、珍しい品種のバラも、みんななんとも自然に、居心地よさそうに、のびのび羽(枝?)を伸ばすのです。
人工的な手は一切加えずに、かつ隅々まで手入れの行き届いた、ここのお庭は、足を踏み入れたとたん、時間の過ぎるのがゆっくりになったような、田舎の自然の中に暮らしていても更に別世界に入ってしまったような、不思議な感覚に襲われます。
それにしても、庭づくりを愛する人の笑顔って、どうしてあんなに優しいのでしょう。
かの文豪へルマン・ヘッセや、チェコのユーモア溢れる作家カレル・チャペックなど、秀逸な才能を持つ人々ほど、晩年にして虜となる「庭づくり」には、やはり計り知れない魅力が隠されているに違いありません。
さて、今までのところ、どうにも手をつけきれていない我が家のアマゾンを、これからどうしていこうかしら。
こんな本(↓)を眺めつつ、ひたすら夢想に耽るのみ。
「木洩れ日の庭で」中谷 耿一郎著(TOTO出版)