
気づけばブログも20日ぶり...。
(たまに覗いてくれている方にはホント申し訳ないです。)
自分でも7月に入って以降の記憶があまりなく、いったい何をしていたんだっけと日々のことを振り返ってみれば__
朝5時から畑の出荷のお手伝い。9時頃戻って、朝ごはん。(相方はまた畑へ。)洗濯掃除などのちょっとした家事とメールのお返事などをチェックしていたらもう正午。休憩時間の短い相方と一緒に慌ててお昼ごはん(ここで自分ちの畑の収穫や草取り+仮眠)。(相方はまた畑へ。)ようやく仕事(原稿など)に向い、集中してきたなと思うと夕方。犬の散歩に犬猫のごはん。自分たちのごはんの支度。7時には晩ごはん。少しテレビを見たり、残り仕事を片付けて、気づけば10時、寝る時間... 。
という、春〜秋の平日の基本サイクル。
(週に2・3日は、ここに取材が入ったり、人と会ったり、買い出しに出たり。)
そして週末が飛ぶようにやってくる。
自分のペースでスケジュールを管理できていたなんて、春先、お店再開後のほんの少し後くらいまで。
あとは、野菜や草木の成長ぶりにせき立てられるように、見えない御神輿に担がれてエイサエイサと運ばれるうちに、日めくりカレンダーが破られて。
充実しているといえば、そういえるのかな?
(夫婦ふたりの気ままな暮らしでこうなのだから、子どものいるおうちの御神輿は、さらに速いのでしょうね。)
そんななか、先週末、お店を始めて丸7年を迎えました。
週末だけ、季節限定、なものだから、丸○年といっても今ひとつピンときませんが、7年と聞くとそれなりにぼちぼち積み重ねてきたのだなあ、と思います。
こんなに不便で気ままな営業のお店に付き合ってきていただいて、本当にありがとうございます。
メニューも、できるおもてなしも、ほぼ開店当時と変わらず。
野ネズミが巣穴を広げるくらいの手づくり範囲の拡張はありましたが、お店として規模を大きくすることも、スタッフを雇うこともなく、株式上場するわけでもなく(笑)。
冒頭に書いたように、朝・昼・晩、月曜から金曜と週末、春から秋とちょっと長めの冬、をせっせせっせと繰り返して来たら、7年でした。(まさに野ネズミの暮らしのよう!)
この7年はただ、何かを必死にがんばってきたからとかではなく、その間、停まざるを得ない大きな変化__自分たちだけでなく、家族にも、この場所にも__が幸いにもなかったというだけ。
家族に、まわりの善き友や隣人に、のんびりと変わらぬこの村に、あらためて感謝しつつ、8回目の夏をくるくるせっせと、駆けて転んで、進んでゆこうと思います。
お知らせをもうひとつ。

発売中の『天然生活』(9月号)、「本棚は親友」という巻頭特集のなかで、わが家の本棚も紹介していただきました。
他人の本棚を覗くのは大好物という皆さん(私含め)には嬉しい特集。
わたしもお声掛けいただいて、わあ楽しそう!と軽い気持ちで受けてしまったのですが、よくよく考えたら、そんなこれ見よがしに公開できるような本棚なのか、どうなのか。
知人の中には「自分の本棚を見られるなんて、下着姿でいるのを見られるのと同じくらい恥ずかしい」という人もいたりして!
とはいえ、もう普段から週末のお客さんには見せていることだし、と、えいやっとカメラの前に。(えいやっ、なんて書くと、ほんとに脱いだみたいに思われそうですが、ええともちろんそういう話ではありません。)
取材当日は、ご本人も本がお好きというライターや編集の方と、小さい頃の読書体験や、「村上春樹は実際どうなの?」みたいなお話でも盛り上がりました。
いざ見本誌を見せていただくと、同じコーナーに、作家の角田光代さんや、料理家の高山なおみさんのお名前が。
やはりだいそれたことをしでかしてしまったー... と思いつつも、すでに時遅し。
けれど特に私にとって、料理家として以上に、本についての文章や、本を読む姿勢のようなものをひっくるめて敬愛する高山さんと、(末席ながら、)本にまつわる記事のなかで一緒に取り上げていただいたことは、嬉しすぎるサプライズ。
本来、裏方として関わらせてもらうべきところ、しゃしゃり出てしまった恥ずかしさ烏滸がましさについては、ここでは目を瞑って、(皆さんにも目を瞑ってもらって、)ありがたく記念保存版としたいと思います。
(時々こんなご褒美もあるので、ぼちぼちとでもお店を続けてきてよかったナァ。。。)
ほかにも、全国の個性派書店さんが作る本棚、北杜夫さんの本棚のお話。本以外にもあのひとこのひとのカレーレシピなど、読みどころたくさん。
ぜひ立ち読みだけでなく、本棚の一部に収めていただくことをお薦めいたします!