たまたまクリスマスに東京出張が重なり、弟家族と、居合わせた実家の母も一緒に賑やかに過ごしたイブの夜。
甥っ子のもとにはサンタさんが無事やってきて、黄色い新幹線(ドクターイエローといって、人気なんですってね)を置いていった。
生後1ヶ月の姪っ子は、もちろんクリスマスなんてお構いなしにふぎゃふぎゃ言ってるだけですが、もう少ししたら気づいてくれたらいいな、と、伯母からモビールをプレゼント。
25日の朝、ご機嫌のまま、父に手を引かれて保育園へ出かける甥っ子。
なんとなく好きな写真です。
束の間の雪のない世界から戻れば、こちらは正真正銘のホワイトクリスマス。
前回の更新の日からまとまった降雪はないものの、寒さもちっとも緩まないので、20cmくらい積もったまま、これは根雪になってしまいそう。
これには参った。
雪が積もる前にやっておきたい仕事__薪割り、薪の移動、小枝拾い、落ち葉拾い、家回りの片付けなど__がまだまだあったのに、ぜんぶ雪に埋もれてしまった。
ここまで早々に本格スノーランドに切り替わってしまうのはやっぱり珍しい。
動物たちは、エサやねぐらの確保に間に合っただろうか。
彼らにはちゃんとアンテナがついているから、人間のように「あーあ...」ということにはならないのかな。
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今年も残すところ2日。
そうかぁ、終わるのかぁ...、今年は何をしてたんだっけ...?と、窓の向こうの白い山に訊いてみる。
始終あくせくしていたようにも、始終ぼんやりしていたようにも思える。
10大事件としてリストにするようなこともなく、冬、春、夏、秋が、それぞれの持ち分どおり、きっちりコツコツ巡っていった。
つまり、穏やかで、いい一年だったのだと思う。
「麦小舎」としても、今年は大きな変化はもたせず、当たり前の週末を淡々と刻んでいこう、とスタート時に決めていて、おおよそその通りになれたのでは。
唯一、キバろうと心して取り組んだ秋のイベント「ブックニック」は、協力してくれた方々のおかげで、想像以上の場と時間が作れたのは嬉しかった。
固定の営業以外にも、松本、上諏訪、高崎、前橋、榛名、柏崎...と訪ねた出張本屋でも、行く先々で楽しい出会いがたくさん。
それに、今年は要所要所で、良い“音楽”に支えてもらった。
春の高崎での「momo椿*」演奏会に始まり、小屋開きの「ジョンジョンフェスティバル×tricolor」の庭ライブ、榛名でのアイリッシュ三昧、そしてブックニックと共催した「ランテルナムジカ」。
どれも、その日、その場所でしか味わうことのできない特別な感情と一緒に、忘れられない思い出になっている。
日々の一杯の珈琲と一冊の本があって。そこにときどきキラッと光る音楽や凝縮された時間が加わって。
欲を言えばキリがないけれど、店として、暮らし方として、これはこれでひとつのしあわせのかたちだと言ってしまってもよいのかもしれない。
あらためて、出会えた人、関わることができた人びと、遠くで見守ってくれる人たちに、アリガトウと言いたいです。
さて、来年は__?
今年スローペースだった分、一段ギアを切り替えていくのか、はたまたさらにマイペースを極めるのか。どうしましょう?
ひとまず、行く年来る年のこの数日に、ぼんやり思い浮かべてみることにしようかな。。。
初めてホームベーカリーを使ってお餅をついてみました。
簡単、早い、ふっくらちゃんと美味しい!
同時に、自家製小豆をあんこに焚いて。
たっぷりのお餅とあんこがあると、寒い冬もちょっとあったかい気持ちになります。