東京にたった1泊して戻ってきただけで、翌日は時差ぼけのように頭がぼんやり重くて動けなくなる。
時差というより気温差、気圧差?
東京も風の強い駅のホームに立っているときなどは「こっちも寒いなあ」と思うけれど、日射しが出ればぽかぽかするし、逃げ場があるだけやっぱり違う。
こちらの寒さは、部屋のなかにも、身体のなかにも、ギリギリと攻めてくる逃げ場のない寒さ。
だからもう、早々にお手上げして、スイッチをOFFにして、じっと丸まって耐えるしかない。
1月も半ばにきて、もちろん毎日真冬日で、室温も朝晩には0℃を割り込んで。
いくら寝ても寝ても眠たくて、この冬も「人間だって冬眠する、いや、すべきである!」という研究結果が実証されはじめてる。
本当に誰か専門家に学会できちんと発表してもらいたいものだ。そうすれば、寒冷地に住む人には公の「冬眠休暇」が発布されるかもしれない!
けれどなかなかそうも赦してもらえないので、自分たちでコントロールのツマミを調整しながらやっていくしかない。
そんな状態で、季節限らず年中フルパワーの東京に行くのだから、ツマミが振り切れちゃって、クラクラしてしまうんだろう。
だけども、年中フルパワー、出力MAX!という生活も、どこかで振り切れてしまわないのかな...とも思ったり。
昨日は、初めて、東吾妻の「
岩櫃城温泉」にいってみた。
いつも真下を通り過ぎていながらも、昔の岩櫃城を模したなかなか個性的な建物の構えに怯んで、中まで入ってみたことがなかった。
がらーんと広い“城内”には、お土産コーナーや食堂や大広間。
町の施設でなければ、経営状態がちょっと心配になってしまいそう。
それでも、お風呂場には平日の真っ昼間から地元のおばちゃまたちがちらほら来ていた。
新しい施設ではないから、ところどころに月日の経過が滲んでいるものの、浴槽はゆったり、ジャグジーもサウナも小さな露天風呂もある。
あと10年もしたら、レトロ感が板について、もう少し面白くなるかもしれない。
ひとりおばちゃんが、身の回りの品すべて(脱いだ服やスーパーの買い物袋など)を浴室に引きずるように持ち込んできて、(生鮮品はちゃんと露天風呂のある外に置いて、)おやおやと見ていたら今度は眼鏡と携帯と週刊誌を袋から出して湯船に入ってきたから驚いた。携帯はお湯が出て来る口の上(一応濡れないけど、湿度的に大丈夫か?)に置いて、器用に雑誌をめくる。
おばちゃんの行動が面白くて片目でずっと観察してたら、のぼせてしまった。
もともとあった岩櫃城は、武田と上杉の戦いや、真田家の歴史とも縁深いそうで、調べてみたら面白そう。
この山のカタチは、たしかに城を築いて征服してみたい感じがする。
ホームセンターの店先で、眼に飛び込んできて、思わず買ってしまう。
クロッカスの球根の鉢植え。
室温でも氷点下になるわが家では、厳しいことはわかっているのだけど、その存在に藁にもすがるような思いで...
春を待ちわびるにはまだ早すぎるのですが。