北軽井沢の新緑の森にひときわ映える、真っ白なコナシの花。
山麓の春と初夏を繋ぐ、可憐な白い花が咲き誇る季節に、
小さな朗読会をひらきます。
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白い花の季節の朗読会
− 小舎で聴く立原道造の詩 −
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✳日 時:
2014年5月24日(土)14時~(1時間ほど)
✳場 所:本とコーヒー 麦小舎
✳入場料:1,500円(「五月のゼリー」付き!)
✳要予約:メール(otayori@mugikoya.com)お電話(050-3668-7042)にて
(定員25名)
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■プログラム
・詩集「田舎歌」より、麦小舎での一日を想起させる詩を
・草稿「鉛筆・ネクタイ・窓」より、
小住宅ヒヤシンスハウス(立原道造設計)に因んだ文章を
・『盛岡ノート』より、日常を離れて綴ったささやかな事などを
・その他、五月のゼリーのような爽やかな言葉の数々を
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■プロフィール
朗読家 岡安圭子
三重県津市出身/東京都在住
2007年より活動を始める。朗読、ナレーション。
東京を拠点に全国各地の古書店、カフェ、美術館等様々な空間で
朗読会を開催する。
「その人の為に本を読む」ことと、
一冊の本をきっかけに作られる「場」を大切にしている。
http://www.okayasukeiko.com
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朗読家・岡安圭子さんを招いての麦小舎初の朗読会です。
昨年から、少しずつ相談を進めていた企画を、晴れて実現できることになりました。
第一回のテーマは、軽井沢ともゆかり深い、立原道造。
爽やかな高原の五月をこよなく愛したエピソードや、
建築家として彼が目指した「小さな住まい・居場所」というテーマから、
この小舎の「場」に合うものを、と特別なプログラムを組んでくださいました。
立原に興味がある方も、よく知らないわという方でも、
この時、この空間でしか味わうことのできない、言葉の音色に耳を澄ませれば、
これまで見えなかった風景が立ち上がってくるかもしれません。
ひとり静かにページをめくる読書も楽しいものですが、
ある「場」に居合わせた人々と、短くともある「時間」を共有しながら、
耳を通して、心の眼で読んでみる読書というのも、悪くないものです。
これまで数々の場で、朗読の新たな愉しみや可能性に光を当てる活動を
続けてこられた岡安さん。
麦小舎を舞台に、言葉でどんな景色を見せてくれるのか、
私自身も楽しみでなりません。
当日は、(なんと畏れ多くも!)立原が死の間際に望んだという
「五月の風のゼリー(麦小舎風)」をご一緒にお出しします。
(あくまで、勝手な妄想、かつ技術的に可能な範囲内でのイメージに
よるものですので、あらかじめご容赦を...笑)
風薫る、新緑の森の小舎での朗読会。
どうぞ、ご参加ください。