GWの合わせて8日間の営業日、ご来店ありがとうございました。
前半は飛び石だったこともあり、常連さんやご近所の別荘の方がぽつりぽつりと。
後半はやはり観光がてらのお客さまが集中し、お昼どきには一時的に混み合ってしまうことも。
お天気はよくても、気温が低く風が冷たい日が多かったので、お庭の席が使えずに狭い室内で窮屈な状態になってしまい、ゆっくり寛いでいただけかどうか...。
この時期はいつも、ありがたいのと、申し訳なさと心配とで、普段以上に動きもぎくしゃくしてしまいます。
暢気そうに見えているかと思いますが、内心、気も張りつめていたらしく、最終日の夜は倒れ込むように寝ていました!
この時期になんとなく来てくださって、どことなくいいなと思って頂けたなら、ぜひまた時期をずらして訪ねてほしいなあと思います。これ、毎年お願いしているような気もしますが!
そして、これも毎年、口を酸っぱくして言い続けていることなのですが、北軽井沢がもっとも輝き始めるのは、この連休が終わってからの5月後半から6月にかけてです!
連休中にちょんちょんと枝の先に顔を出した樹々の新芽が、これからぐんぐん、早回しを見ているような速度で開き始めます。
その若い緑が光を浴びてキラキラ輝く光景といったら、夢のようです。
もう2週間ほどすれば、緑のなかに真っ白な、リンゴの花に似たコナシ(ズミ)の花がもっちりと花をつけ、その次は、茂みのあちこちに目の覚めるオレンジ色のヤマツツジ(レンゲツツジ)、その次は、甘い香りのする野イバラ...。高原の初夏のリレーが続いていきます。
それこそ赤毛のアンの気分で、そこらじゅう「○○の森」「△△の小径」と名付けて歩きたくなります!
ドラマ『花子とアン』をきっかけに懐かしく再読しながらも、時間と予算の都合でプリンスエドワード島まで行かれない方は(私も)、関東の西はずれの“グリンゲイブルス”までお出かけください!(ちょっと強引。)
* * * * * * * * * * * * * *
連休中のイベント、「tricolor+トシバウロン アイリッシュライブ」へお越し頂いたみなさまも、ありがとうございました!
道路がいちばん混雑する日程だったにも関わらず、ご予約の方、全員が無事揃って(なかには東京からのライブリピーターさんも!)開催することができ、感謝しております。
時期やバンドの編成は少しずつ違いますが、John John Festival や tricolor のメンバーたちによる麦小舎でのライブは、2011年以来、今年で4回目。
だからといって見慣れた感じになるかといったら、とんでもない。
毎回聴かせてもらっている私たちでも、そのたびにお腹の底からわくわくムズムズ、途中からすっかり彼らの音楽に取り込まれ、「ラストです」と言われるとものすごく寂しい気持ちになって。今回も、2時間強があっという間に過ぎました。
今年は、店内とサンルームに演奏場所と客席をセッティング。少し窮屈ではあるのですが、演奏側とお客さんの密着した距離が親密さや和やかな一体感を生んで、かえって良かったかなあと思います。
そんな雰囲気を意識してくれてか、トシさん・ゆかさん・長尾さんの演奏の合間のおしゃべりもいつもよりたっぷり。
それぞれがアイルランド、オーストラリア、スペインなどへ旅をした思い出や、そこで生まれた音楽のお話は、ミュージシャンならではの視点や感覚が伝わってきて、興味深いものでした。
とりわけ、トシさんがバウロンを叩きながら、弾き語りのようにお話をしていたときの、小さなお子さん3人(姉妹だったかな)がキラキラした目で食い入るように見つめていた姿、かわいらしかったなあ!
「なんか小さいころ、山小屋みたいなところで、ちょっと変わった音楽を聴いた。でもそれがなんだかとてもよかった。」というふうに、もし彼女たちの心に残ってくれたなら、それだけで開催した価値があるというもの。
聞けば、トシさん、ゆかさん、長尾さん、この3人の組み合わせ、セッションやプライベートで集まることはよくあっても、3人だけの編成でライブをやったのは初めてだったかも、とのこと。貴重でした!
演奏中も、その前後でも、普段から仲良しで同じ時間を共有してきたことの、お互いへの思いやりや信頼感が伝わってきて、(こういう形容はあまり使いたくないのですが、それでもなんだかほんとうに)「あったかい」演奏会となりました。
このあともそれぞれ、海外へ招かれたり、様々な編成で全国を飛び回ったりと、ひっぱりだこで大忙しの彼らですが、また旅の途中の中継点のひとつとして、ここに帰ってきてくれたら嬉しいです。
===お知らせ===
★今週末、10日・11日は、前橋で行なわれる「
敷島。本の森:ブックマルシェ」へ出張のため、店舗はお休みになります。
敷島公園・松林にてお会いしましょう!
★5/24(土)「
白い花の季節の朗読会〜小舎で聴く立原道造」、ご予約承り中です。