ワタクシゴトですが、今秋、初めてブーツで出かけました。
今日はちょうど「ブーツ日和」(ブーツでワシワシと散策したくなること)な気持ちのよいお天気で、仕事中も、隙をみては寄り道して、秋の空と森と木と葉っぱを、よぉーく見ました。
今くらいの軽井沢がいちばん好きです。
高く澄んだ空。黄色くなった雑木林。歩くとカシャカシャと落ち葉が音を立てる森の小径。
(撮影場所:北軽井沢の別荘地内と、軽井沢高原教会・ホテルブレストンコートの中庭にて。)
軽井沢、今週末から来週にかけて、紅葉も見頃となりそうです。
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この季節になると、必ずもう一度観たくなる映画があります。
アニエス・ヴァルダ監督の
「幸福」。
好きな映画ベスト5を上げるなら、きっとランクインするでしょう。
ストーリーは、悲しく残酷なものですが、ヴァルダ監督は「それも人生」とばかりに、淡々と綴っていきます。
なにしろ美しいのが、映像に現れる光や色。
フランス郊外の町に住む主人公の家族が週末のたびにピクニックに訪れる森や湖。
特にラストシーンのツイード色の秋の森の美しさが印象的で、この季節になると思い出す理由はこれです。(美しくも、最高に残酷なシーンなんですけど。。)
全編にわたって流れるモーツァルトのクラリネット協奏曲が、またなんともこの季節の風景にしっくりぴったりしてしまうのです。(ここ数日の通勤ドライブのBGMはこれ。)
クラリネットの透明な音色が、秋の高い空に吸い込まれていくように響きます。
この季節に、ぜひ、おすすめです。