4月になりました。
春待ちの章はつづきます。
【6】
ブツブツ
あちらこちらから届いてくる桜満開の報せ、春爛漫の風景。
そうそう、これこれ。置いてきぼりをくったような悔しさと焦燥感……
… は、実際にあるものの、今年はちょっと様子が違う。
山麓でも気温は20℃近くまで上がり、日中は汗ばむほどの陽気。
つられて、チューリップや水仙の芽が、にょっきり、続々と。例年より10日以上、早いような。
待ち望んだ光景のはずなのに、ここまで階段2段3段飛ばしで来られてしまうと、それはそれで調子が狂っちゃうんだな。
この暖かさ、ちょっとおかしいと思うのですが、巷はお花見に忙しく、さして気にはとめていないみたい。
いいのかな… ブツブツブツ…
【7】
蕗の薹
そんな下界ではすでにとっくに薹が立ち、花も咲いて、見向きもされなくなっているだろうフキノトウですが、ここではようやく雪の下から掘り当てました!
モモの散歩道の途中にある目当ての場所と、わが家の敷地の外れに積まれた土の山(ここに出て来ることを去年発見しました)の2ヶ所から、第一弾、第二弾と収穫。
天ぷら、お味噌汁、パスタ、蕗味噌と、春の苦みをありがたくいただきました。
先日、友人Aさんがつくってくれた、レンコンにチーズと蕗味噌を乗せて焼いたの、あれも美味しかったなあ!
ソレ、オイシイノ?
【8】
春の使者?
そのAさんちのすぐそばに、ひょっこり現れたフサフサのこのお方。
かなり体格もしっかりしていて立派です。
ニホンカモシカ。
冬の間、見かけることがなかったので、(イノシシはイヤというほど見ましたが…苦笑)久しぶりのご対面。
あまり人家の近くまで来てしまってはよくないのですが、やはり間近で目が合うとドキドキ。
彼(彼女?)も、陽気に誘われ、少し足を延ばしてみたくなったのかな。
お互いに春を迎えられてよかったですね。
またどこかで。