東京でも木枯らし1号が吹いたそうですが、とうとうこちらでは、今日、小雪が舞いました。
昨夜の雨は、山では雪となっていて、裾の方まで真っ白になった浅間から吹き降りてきました。
同じ寒さでも、空気が確実に昨日までとは違い、たしかな「冬のにおい」がしていて、そうだ、ホントの寒さはこーだったんだ、と思い出させてくれます。
地元の業者の人が「いよいよ来るねぇ」と呟くのを聞いて、まったくもっていよいよだ、という気持ちがしてきました。(日本語おかしいですが。)
いよいよ、かぁ。。。
そんな日は一日中、家籠りを決め込み、以前からゆっくり出来る日に挑戦したかったパン作りを実行しました。
教科書はこの本。堀井和子さんの「うちで焼く丸パン」(文化出版局)。

本人曰く「めんどくさいのが大嫌い」という著者の、イーストを使って手軽にパパッと作れる、素朴なパンのレシピに魅かれて買ってみました。
その中でも代表的な、拳サイズのコロコロしたシンプルな丸パンに挑戦。
アバウトな・・・と言いつつも、解説を読むと「分量の計測はきっちりと(←当然ですが)」、「こねはじめたら、電話が鳴っても出るな!」とか、結構キビシいことも書いてあり、あらかじめ何度か読んでイメトレしてから、おっかなびっくりスタート。
特に最初のコネコネタイムは、10分間、なにがあろうと手を休めず、かなり力も入れてコネ続けるので、腕が疲れるのですが、次第にイースト君がムクムクと起き出してくる感じが手のひらから伝わって来て、この感触はやみつきになりそう!
この部分さえ頑張れば、後は一次発酵、二次発酵、焼き、と、特に手を加えることもありません。
発酵させるのに30℃くらいの温度に・・・と言われて、ピンときました。この時期、やっぱり、アレしかないっ。

というわけで、丸められた生地は、しばらく、麦と一緒にコタツの中でオヤスミ。。。
W麦のツーショットです。
(この時間、私もコタツで編み物を進められて、一石二鳥!)
そうして、わからないながらも、なんとか出来てきたのが、コレ。

やっぱり、発酵の時間など、いきなり完璧にできるはずもなく、思ったよりもふくらまなかったり、表面が固くなってしまったりしましたが、それでも焼きたてをかじったら、茶色のカリカリの皮の中から、ふんわり白く柔らかいパン生地が出て来て、むふふ☆☆☆、満足。
バターも入れず、ほんとに粉の味〜〜というパンなので、たっぷりバターや蜂蜜などをかけたら、美味しくなりそう。明日の朝が楽しみ。
これからも、性格上、凝ったモノは作れなさそうですが、このシンプルパンを、もう少し極めていきたいと思います。
明日は(でなくて、今日、起きたら)、スタッドレスをはく前に、八ヶ岳の方へ行って来ようと思います。