8月に入ってからというもの、毎日のように雷雨に見舞われた。
朝のうちはピーカンに晴れて陽射しもかんかん照り。
午後になり、遠くからゴロゴロと雷鳴が聞こえ始め、冷たい風が吹いてきたなと思ったら、あっという間に黒雲が広がり、みるみる暴風雨のただなかに、そして雹。
夏らしい夕立というより、台風のダイジェスト版のような荒々しさ。
先週はこの近くで2回、雹が降り、畑のキャベツやレタスに穴が空いたり、トウモロコシがなぎたおされたり、(どちらも収穫寸前…、)場所によっては土砂が溢れ出したり、短時間のことながら大きな被害が出た。
特に自宅のまわりが荒れた日、県外まで出かけていて夕方戻ってみたら、荒れ果てた庭と畑、そして犬小屋まで冠水し、その脇で、白毛のはずのモモが泥だんごのように真っ黒にずぶ濡れになって途方に暮れていた。
ただでさえ雷が苦手で、少しの雷鳴でも怯えて吠える彼女。可哀想なことをした。(そばにいたとしても何もしてやれなかっただろうけど。)
隣町に住む知人によると、この日、北軽井沢の上の空だけが渦を巻き、そのなかで閃光がぴかぴか暴れまわっていたそう。
晴れていても、いつ嵐に見舞われるかと、落ち着かない一週間だった。
庭も一時、ビオトープ状態に。
散歩中、雷鳴が聞こえ始めると、へたりこんで動かなくなってしまうモモ。
仕方なく抱えて強制連行中!(20kgは重いです!)
喜んでいるように見えるけれど、恐怖のあまりアヘアヘ顔になっているだけ(笑)。
それも立秋を過ぎたら、ぴたりと雨が降らなくなった。
同時にぎらぎらの陽射しもしょぼんとなりをひそめ、昼間の蒸し暑さは残っているものの、朝晩は15℃を下回ることも。
刈り取られた牧草地の上を、トンボの群れが飛び回っている。
浅間北鹿の夏は、たいていお盆くらいまでなのだけど、今年はそれよりも少し早く、嵐といっしょに過ぎ去ってしまったのかも。
困りものの雨も、暑さも、遠ざかってしまうと、それはそれで寂しい。
荒々しいお天気に振り回されているうちに、世の中は夏のバカンス最盛期になっていて、北軽井沢も一年に今だけの賑わいを見せています。
この人並みが去ったら、ほんとにほんとの秋が来てしまうんだな…。
この最盛期にも、相変わらずのマイペース営業の「麦小舎」は、今週も金・土曜日のみのオープンです。
(お問合せをもらったり、実際に来店されてしまう方もいて、申し訳ありません…。)
ただ、今週末の2日間は、久しぶりに店主♂も在店のため、なにやら特別なお食事メニューを仕込もうとしています。
周辺の道路もたいへん混み合うかと思いますが、よろしければ、キコリ店主の顔を見がてら、北軽井沢の今夏のしっぽを最後につかみに来てくださいませ。