寒くて寒くて出歩きたくなくて、近頃はなにかと理由をつけて、仕事中も会社に居座っています。
本当は社内にずっといるのも嫌いなのですが、この寒さには勝てず。。。
今日も風が一段と冷たくて、表にさらされている顔の皮膚がパリパリと破けていくんじゃないかっていうくらい、痛烈に寒い日でしたが、久しぶりに旧軽井沢の方に出かけてみました。
雪をかぶったユニオンチャーチは、特に派手なイルミネーションを施すでもなく、入り口の脇にシンプルな樅飾りがあるだけ。
この簡素な佇まいが、かえって魅力的に映ります。
旧軽井沢の奥を流れる矢ヶ崎川。
小さな滝になった部分が、凍って氷柱になっていました。いかにも寒々しい光景。
中軽井沢を流れる湯川は、その名の通り真冬でも凍らないそうですが、こちらは普段から、流れるというよりは淀んでいる感じなので、こうなるのでしょうか。
とある目的で訪れた「幸福の谷(ハッピーヴァレイ)」と呼ばれる小径。
近くにはかつての室生犀星の住いや川端康成の山荘などもあり、作家や外国人たちの愛した散歩道として有名なのですが、実ははっきりした場所を知らずにいました。
「だいたいこのあたり」という勘を頼りに彷徨ってみましたが、目印となる石畳の道がなかなか現れません。
人っ子一人見かけないこの時期、幸運にも通りがかったガスやさんのお兄さんに道を聞き、教えてもらった方角に進みますが、行けども行けどもそれらしい道はなく、どんどん山道になっていきます。
心細くなりながらも「ここまで来たらっ」と鼻息荒く歩き続けていたら、後ろからクラクションの音。振り向くと、さっきのお兄さんが慌てて車から降りて来て、
「すみませんっ、僕、嘘を教えてしまってっ。こっちじゃないです。この先は凍っているし危ないんですっ」
と必死な様子で言いました。
「あ」と気付いてから、仕事も途中なのに、慌てて追いかけて来てくれたようです。
たしかに自分の指図で遭難者を出してしまうことは後味悪いこととはいえ、「ま、いっか」と知らんぷりしてしまうこともできたのに、こんなふうに追いかけて来てくれたことが、ちょっぴりジーンと嬉しかったです。
一切の生き物の気配がないような静まり返った山道でのことなだけに、余計に身に沁みるようでした。
ガスやさんの茶髪なお兄さん。どうもありがとう。おかげで今頃、雪の谷間で墜落死体となって発見されずに済みました。。
て、大袈裟なようですが、旧軽の奥の方も、突き進むとかなりの山道になって、ホントに危険な感じなんですよー、特に冬場は。
、、で、そんな雪の山の中で、何をしたかったのかと言えば。。。
ないしょ。もう少ししたらお伝えしたいと思います。(なんだそりゃ。)
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