2006年の麦はひと味ちがいます。
仕込んでもいないのに、勝手に芸を覚えました。
彼女がごはんよりも何よりも大好きなオモチャのイモムシくん。
オモチャはほかにもネズミ形状のモノなど、数々ありましたが、もっともカブリつきで興味を示したのが、この(いまや薄汚くなってて見苦しいですが、)イモムシです。
これを相手にアイスホッケーのように部屋中を駆け巡ったり、空中に放り上げてジャンプキャッチしてみたり、階段の上から下に落っことして探索のためにそこら中をぐちゃぐちゃにしてみたり。
コレさえあれば、飽きることなく何時間でも夢中になれるようですが、たいがい5分もするとどこかに無くしてしまい、自分でしたくせに、私たちの方を見てにゃあにゃあ責めたりします。
おかげで、いったいいくつものイモムシが部屋のかしこに眠っているやら知れません。
年が明けて数日前から、いつものようにそれを放り投げてあげたら、飛んで行って見つけに行き、口にくわえて走って戻ってきて、私たちの前でポトリと落とすようになりました。
まるで、フリスビーと犬みたい。
何回も試してみましたが、必ずくわえて戻ってきて、ぽとり。
それも大真面目な表情で。
外で野ネズミや小鳥を捕まえて届けてくれる(というか、自慢をしに来る)のと同じ原理なのでしょうが、突然、律儀になってしまって。
急に奉公心が芽生えたのでしょうか。
さらに技を磨いて、CM出演でも狙いたいところですが、これもある日、気が変わっちゃうんだろうな。
所詮、ネコですから。
(おまけ)
「お、あいつらなんかウマそうなもん、喰ってんじゃ〜ん」
(伊豆土産のサバみりん干しだよ。ウマい! 食べる?)