
もちろん、厳寒の北軽井沢に、こんな植生はあり得ません。
がじゅまるの木。沖縄、竹富島産。
この木には、キジムナーという木の精霊が住んでいるそうです。
先日ここにも書いた「TSUTAYAディスカス」の記念すべき初レンタル映画は、『ナビイの恋』で知られる中江裕司監督の『
ホテル・ハイビスカス』。
兄ちゃんと姉ちゃんのお父さんはそれぞれ別のアメリカ人。
父ちゃんはろくに働かず寝てばかり、ハレの日にはカツラを被る。(でもビリヤードと三線の達人。)
母ちゃんは家族をほっておいて、昔の恋人を訪ねてアメリカへ。
男の子顔負けのわんぱく少女と、そんな家族の、自由奔放でひたすら明るい物語。
沖縄の鮮やかで眩しい光のもとでは、人生において本当に辛くて悲しくて悩むべきことなんて、ほんとにほんとにちょぴっとなことで、それ以外は案外なんでもないこと。毎日を楽しんで暮らした方が全然いいに決まってる。という、突き抜けた楽観的思考が、当たり前のように溢れてる。
三線に合わせて唄って踊れば、すべてはチャラ!
長く冷たい氷の世界に暮らしながら、このテンションを保つことは到底無理がありますが、たった3ヶ月前のことなのにもう大昔みたいに感じてしまう、南国の空気が、ふっと蘇ってきました。
身体は簡単に移動できなくても、あの空気と流れていた時間をいつまでも忘れないでいたいと思います。
(と言いながら、友人が間もなく沖縄に引っ越すことを聞いて、またむくむくと訪島熱が高まってきてたりして。。。)
そんな訳で今夜も、ー10℃の暗い雑木林の中に、調子はずれの三線の音が響いています(笑)。
でも、この3ヶ月で、相方の弾く三線は、ずいぶん巧くなりました。
レパートリーもどんどん増えて、もう少ししたら発表会ができるかしら。

今、この瞬間も、海へと続くあの珊瑚の道は、月の灯りに照らされて、白く輝いているのかな。
* * * * *
私たちと奇しくも同じ時期に、石垣・竹富を訪れた、sumiさんの旅行記ブログ『
旅の記憶』。
今まさに、その時のことが掲載されています。
他にも世界中を旅した記録がぎっしり。旅好きの方、必見のページです♪