昨日はポカをしてしまった。
自宅用のノートPCを、持って出かけて、会社に置き忘れた。
持って出たことすら憶えていなくて、家に帰って「PCは?」と訊かれて、ハタ、としてしまったくらいなので、相当なポカだ。
会社の自分の机周りで見た記憶もなかったので、夜も、どうしたんだっけ、盗られてたりしたらどうしよう、(まだ分割払い中だというのに...)など、ドキドキして、快眠を誇る私としたことが、さすがによく寝付けなかった。
普段、めったなことでは怒ったりしない相方にも、「気をつけてよ」と恐い声で言われてしまったから、(当然だけど、)余計にドキドキした。
結果、今朝、会社に行って、(しかしまたなんでこんなとこに?という場所で、)りんごマークに出会えた時は、心底ほっとしたし、ここまでヌケてる自分に怖くもなった。
最近、ポカが多い。
ポカだけでなく、じっくり一つのことに集中できなかったり、ひとに伝えるべきことを伝えられていなかったり、ひとの言動に過剰に反応してしまったり。
気が急いている。
急いているのに、前に進めなくて、泳ぎの下手な子が同じ場所でバタ足をし続けてるような気分。
そんな時の精神安定剤として、「
クウネル」なんかは効果的。
トーンの押さえられたきれいな写真を、パラパラ漫画みたいに見る。
気になる記事や、「ごはん日記」みたいなとこは、几帳面に読む。
友人とも、「今回は特に買わないでおこうかな、と思うんだけど、必ずどっかひとつ、ひっかかるとこがあるんだよね〜」と話している。
今回、私がひっかかってしまったところは、以前から好きな古本サイト「
海月書林」さんのとこ(特に本棚!)と、麻のウェディングドレスのとこと、西安の餃子ページ扉の羊たちの写真。
こんな雑誌ができたんだぁ、ツボついてるなぁ、、、と思った創刊号は、どうやら2002年の4月だったらしい。
もうすぐ丸4年。全部ではないけれど、相当数のバックナンバーを持っている。
「なんでもないひとの日常を切り取った」似た感じの雑誌は、あれからいくつか登場したけれど、やっぱり、初めの初めが、エラいと思うし、ブレないと思う。
ふとした時に、すぐ手に取れる場所にあって、ほんの束の間、「そう遠くないんだけど、今いる場所とは違うところ」に連れていってくれる時間は、時々すごく有り難かったりする。
この雑誌が、私のようなバタ足の日々を送る、1億2千万分のウン千人にあたるニッポン女子にとっての「ビート板」的な役割を果たしてきた、その功績は大きいと思います。
ありがとう、クウネルよ。