今日はほんとに春みたいな暖かさ。
コート無しで外を歩けるなんて、夢みたい!
こうなってくると、軽井沢は、どこもかしこもぬかるみだらけ。
大通りを外れた未舗装の道は、水たまりや泥にはまらないように歩くのは至難の技です。
我が家の出入り口付近も、毎年のことながらずぶずぶの沼状態。
去年は板を渡してみたこともありましたが。
なんでだろう、水の流れ先がないのかなぁ。
車で走っていても、これまた激しい「水かけ合戦」!
トラックみたいな大きな車も、容赦なく、すれ違いざまに「ビシャッ!」
暖かいのをいいことに、窓なんて開けてたら、大変な目に遭います。
洗車なんてしたところで、5分も走ったら元の木阿弥なので、キュートな我がR2嬢も、ラリーカーのようなたくましい面構え。
もうちょっとしたら、キレイにしてあげるからね。。。
我が家の中でも「春の気配」。
「4番目の住人」(体長:5cmくらい?。行動エリア:屋根裏&壁の中。)が早くも冬眠から目覚めたよう。
麦の心安まらない日々が再び始まりました。
* * * * *
詩人の茨木のり子さんが、亡くなってしまいましたね。
彼女のコトバに一番はじめに出会ったのは、異国での一人暮らし中。
友人から借りた数冊の本の中にあった1冊の詩集。
日本語自体に飢えていた上に、その無駄な装飾のないストレートなコトバたちに、がつーん、と衝撃を受けたことを憶えています。
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
今でも、これにまさるインパクトのある詩には、出会えてはいません。
このフレーズを前にしては、もう、なんの反論の余地もない。
ただ、もう、「はい、ほんとうに」と激しく恥じ入るしか、できません。
でも、ばかものよ、とまで言われておきながら、涙が出そうになるくらい、胸があったかい気持ちでいっぱいになるのは、なんでなんだろう。
正しい感受性と客観性をもち、それを正しい言葉に置き換えられる、もはや稀少となった正しいひとが、またひとり去ってしまったことを、とても残念に思います。