
27、28日と行われていた「松本クラフトフェア」へ行ってきました。
一昨年も去年も、日程が合わずに断念した故、満を持して....念願叶っての来訪です。
朝のうちの雨模様で心配しましたが、会場に着く頃には、入道雲が浮かぶ夏空。
だだっ広い野原があって、青空があって、転がってる人がいて、盛り上がってる人たちがいて、味わいのある校舎が見えていて、思い思いに置かれた作品にお日様が当たっていて。
この春に、勤めていた陶房を離れ、ひとりで焼き始めてまもないという青年。
「値段の付け方もよくわかってなかったんです」という彼。たしかに、他よりひときわ安い。
本人そのもの、を表しているような、シンプルで荒削り、"洗練”という言葉には遠いけど(ごめん!)、手にした時にほっこりあったかいような器。無造作なディスプレイ。
「匠」たちの中にあって、妙に新鮮でした。
会場全体が、決め込みすぎず、かといってグズグズにルーズになりすぎず。
20回を超えるイベントの余裕と貫禄を感じます。
運営スタッフも、初期のメンバー(木工家の三谷龍二さんら)から、徐々に若い世代へと移り変わっているそう。
イベントも、人間やお店と同じく、「続けていく」ことで、だんだんとよい味わいを出していくものなのでしょう。