お菓子職人の友人Aさんに、以前からお願いしていた「お菓子教室」が、ようやく実現されました。
それも、自宅出張レッスンです!
今回のお題は「絶対に美味しく焼けるパウンドケーキの作り方」!
パウンドケーキが昔から好きです。
自分でも何度となく焼いてみましたが、その都度、出来上がりにばらつきがあり、生地にムラができたり、なんとなくモッサリしてしまったり。。
理想とするふわふわかつシットリのあの生地は、どうしたら作れるのか。
ここらへんで、びしっと、コツをつかみたい!と、先生にリクエスト。
レッスン前の腹ごしらえ。
この日は初夏のような気持ちのよいお天気だったので、テラス席でのブランチ。

前日に焼いたくるみパンも、不格好ながらまあまあの出来。(先生も「いいじゃん」と言ってくれた!) クリームチーズと蜂蜜トッピングで♪
(くるみパン+チーズ+ハチミツという組み合わせが、なにより好きです♪)
いよいよ本題、レッスン開始。
Aさんの指示で、てきぱきと材料を計って、揃えて行きます。
すごいなぁと思うのは、基本となるひとつの材料の分量を決めさえすれば、あとは、これくらい、これくらい、と、どんどん目安が決められるところ。
たとえば、バターなどは1個が200gと決まっていて、半端を出したくないので、これを100としたら....と考えて、粉や砂糖を調整していきます。経済的で分かりやすい!
そして、プロの技を痛感した瞬間!

やっぱり、違いはコレでした。
混ぜ方です。
教科書に、「ざっくり混ぜる」、「切るように混ぜる」とあるのを、これまで我流に解釈してやってきましたが、全然違っていました(泣)。
ヘラを持つ右手と、リズミカルにボウルを回す左手。
その動きが、過不足なく、ぴた、ぴたっと決まっていて、見ていても気持ちよい!
私が真似しようとすると、「なんかカラクリ人形みたいだよ...」(汗)。
うーん。だいぶ修行が必要です。
他にも、卵と油分の分離を防ぐ方法や、生地の状態での味見のチェックなど、今までスルーしてしまってきていたことを、あらためて教えてもらいました。
お菓子作り。独学には限界がありますね。
完成品。

見事、きれいに仕上がりました!
すべて自分が作った訳ではないけれど(実際は半分もやっていなかったけど...)、でも嬉しい!
出来立ては外側カリカリの中ふわふわ。しばらく落ち着かせると、しっとりと。
コレです。思い描いてきたのは、このパウンドなのです!
これまで、うまく焼けないのをオーブンレンジのせいにしてきましたが、もう言えなくなってしまった。。。
いやいや、そうではなくて、この技を完全に自分のものにしてしまうのだっ!
材料も作り方も、いたってシンプル。
それでも、要所要所にちょっとしたコツを加えることで、一気にプロの味。
お菓子ってすごいなー。(いや、Aさん、スゴい。あらためて尊敬。ブラボー!)
表では木漏れ日からキラキラと日射しが降り注ぎ、部屋のなかにはバターと砂糖の甘い香りが漂って。。 贅沢な午後のひととき。
このケーキを「麦小舎」のメニューに加えられたらという思いももちろんのこと、この、今、漂ってる「この感じ」を、もっとくっきりとカタチにしたい、という欲求が生まれてきました。
ちなみにこの友人Aさんも、近い将来、軽井沢でお菓子工房を開きます。
軽井沢の楽しみが、またひとつ増えますね♪ 楽しみに待ちたいと思います。