昨夜の雨。
久しぶりのシャワーに、庭の植物たちも喜んだよう。
朝の畑の収穫を終え、そのままの格好で、自分の庭にブラックベリーの苗を植える。
これで、我が家のベリーは3種。ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー。
どれもまだ実をつけるには至らず。
これに、花の後に小さな実を作り始めた、野いちご(ワイルドべリー)も数株。(小さくても、ちゃんと苺の形!)
いつかジャムが作れるくらいになるだろうか。
長い目で待ってみよう。
取材がてら、軽井沢に降りるので、昨日煮たジャムを瓶詰めし、採れたばかりのレタスと一緒に、お知り合いに届けようと思い立つ。
そう思ったらワクワクしてくる。不器用にラッピング。
雲の間から日射しがキラキラ。
届いたばかりのCDをかけてドライブ。アイリッシュハープとギターのデュオ。冬っぽいイメージかなと思ったけれど、雨上がりの緑の景色にもすーっと溶け込んでいく。
いい気持ち。
tico moon 『ライブ at くるみの木』
おシゴトの先輩、Sさんとはカフェでランチをしながら。
ここのところ、少し元気がなかったような彼女。でも、持ち前の明るさは消えてない。
芯は強いひとだから、大丈夫。
守るべき存在がいて、たくさんの人に見守られて。
彼女は大丈夫。
もうひとり。こちらもいつもお仕事、人生相談もろもろ、お世話になっている、Iさん。
物書きとして、軽井沢移住生活の大先輩として、ひとりの女性として。
穏やかな笑顔の影に、チラリと毒舌を隠していたり__でもそれは決して誰も傷つける種類のものではなくて__、私の拙い思いや些細な悩み事にもきちんと耳を傾けてくれて、会って、お話をするだけで、すぅーっと心のもやもやを取り払ってくれる、とても聡明でチャーミングなひと。
年を重ねたらこんな女性になりたい、と、いつも思う。憧れる。
陶芸家であるご主人も、ダンディーで魅力的。以前、ちらりと仕事の関係でお会いしてから、以来すれ違うたびに会釈を返してくれる。
突然の訪問にも関わらず、今日も、お二人して笑顔で迎えてくれる。
お店の話をしたら、使わないからどうぞ、と、たくさんのガラス器を譲ってくださった。
私たちの夢物語にも、頭ごなしに否定はされない。
「僕たちもなんとか食べていってるしね」そう笑って、見えない手でぽんと肩を押してくれる。
お土産を届けたつもりが、逆にたくさんの物を貰ってきてしまった。
今はまだ、周囲の人たちから、与えてもらってばかり。
そのことを、忘れずに。大切に。いつか、私たちが返していけるよう...。
静かな森の一画にたたずむIさんのお住まい兼工房。