8月31日というのは、他のどんな月の31日(または30日)よりも、「あー終わっちゃう」感が強い。
終わっちゃうんだー終わっちゃうのかーと、焦燥感と寂寥感にかられながら、一日パソコンにかじりついていたら、夕方頭が痛くなってきた。
もうとっくに上げてなきゃいけないシゴトのまとめに、いつものことながらジタバタ見苦しくあがいている。
なるべくシンプルに...と思うのに、なんだか物足りないような気がしてゴテゴテと付けたし始め、あーやっぱりそんなのいらないわ、と削ると、最初に言いたかったこととズレてきていたり。
そのうち「おいおい、アンタは何を言いたいのさ」と、一人ツッコミが始まり、ズブズブとアリ地獄にはまっていく。
絶対的なセンスとボキャブラリーの欠如に、逃げ出してしまいたい。
思わずディスプレイから目を背けたくなると、庭に出て、鉢植えで頂いた花を地面へと移す。
リンドウに萩、秋明菊。これからの季節にまだ間に合う花たち。
2階のテラスで雨ざらしになっていた椅子2脚を、(今でなくともよいのに)錆び落しで磨き出す。スプレーのあとに、ブラシでこすると、錆が浮いて、拭けばツルツルに。かなり快感。しばしゴシゴシ。
そのうちに、「逃げるな〜」という心の声が聴こえて、引きずられるように机に戻る。
ちょろっと進んでは立ち止まる。読み返しては書き直す。膨大な時間が過ぎていく。
さらっと書けばいいのだ、と思う。
だけど、やっぱりそこに自分が感じた「何か」を込めたい、とも思う。
他の誰かでない、自分だからこそ書ける「何か」を。
と、高望みをして、またクビを絞める。うう、助けて〜
そうこうしている最中に、2度ほど家がズシンと揺れる。
地震ではないらしい。山かな? でも誰も何も言ってない。山もよく見えないけど、異常ナシ。
そういえば、2年前の明日、噴火があったっけ。あの時は驚いた。よりによって「防災の日」に...。
噴火と知って、慌てた私のしたことは、食べ終えた食器の洗い物だった。
避難しなければいけないのなら、汚したまんまは嫌だなと思ったから。
今思えば馬鹿みたいだけれど、もう一度同じ場面でも、そうするような気がしている。
いざという時、人は意外と呑気なものだ。(私だけ?)
原稿以外にも、秋以降の生活スタイルについてなど、頭を悩ます問題が山積。
だけど、一方とっても楽しみな予定も待っていたり。
心ザワザワとしたまま、新しい月、新しい季節への扉を叩きます。