予報の雨はかろうじて避けられたものの、すっかり冷え込んだ曇り空。
お客様を迎える小舎でも、秋冬モードが本格化してきました。
デッキにはイギリス製のアラジンブルーフレームを。
古くなり、錆びもひどいのですが、久しぶりに点けてみればまだまだ現役。
この独特のブルーグレイのカラーとフォルム、石油臭い香りが懐かしくて好きです。
薪ストーブにも初の火入れです。
一気に高温にしないようにソロソロと。
この冬も頼むぞ。(あぁ、薪割り、間に合ってない....)
個人的には、寒くなっても「外カフェ」が好きデス。
モコモコの格好をして、ブランケットにくるまって、白い息でホットドリンクを...。
我が舎もとても小さなお店なので、室内だけでは席数が僅か。
秋冬だって外が好き!という酔狂な方(でもホントに気持ちがいいのですが)、お待ちしております。
とはいえ、吹きっさらしはツライので、デッキの周囲をビニールのシートで覆う計画も進行中。
うまく行けばフランスの片田舎のカフェのような、失敗すれば港町の屋台のラーメン屋さんのような雰囲気になると思います。
カラーの電飾なんか点けても、うら寂しい感じで可愛いかしら。
これからの時期にお薦めのお飲物。
『マシュマロ入りホットチョコレート』。
もうひとつ、『杏仁ミルク』も登場しました。
飲む、あったかい杏仁豆腐、のような...?
すーっとしたアーモンドが香る少し甘めのドリンクです。美味しいですよ♪
* * *
昨夜、生まれて初めて「熊」を食べました。
それも、その日に穫れたて、捌きたて(?)の、新鮮な地元の熊です。
「ただいまー」と、大量の肉の塊を持ち帰る相方。
農家のSさんのお父さんが罠でしとめて、ウホウホとさばいてくれたそう。
まだ生々しい赤!
「どーすりゃいいのさ、クマなんて」
「塩コショーで焼くのが一番だってさ」
「え、そんなシンプルに? 煮込んだりするんじゃないのー?」
「今日のとこは新鮮だからただ焼くんでいんじゃない?」
というわけで、
できました。
塩コショーにお酒で揉んで、怖いから結構カリカリになるまで焼いて、大根おろしと大葉を乗っけて、しょうが醤油でいただきます。
題して『マタギ丼』! That's ジャパニーズジビエ!
お肉は想像以上に柔らかい。だけど、明らかに牛とも違うしっかりした歯ごたえ。
日頃、軟弱なものばかり食べてることをあらためて実感するような、「肉食べてるぞー」という食感とワイルドな味。
ほほー、これが熊かぁ。いけますねぇ。何事も喰わず嫌いはいけません。
ガシガシと噛み、味わいながら、どんな熊だったのかなーと考える。
雄か雌か、オトナかコドモか。
実りの時期につられて、ついひょっこり出てきちゃったんだね。(実際、今年の北軽付近での目撃例は多いそうです。)
昨日まで森に生きていたのに、今日はこうして肉として人間に食べられてしまう。
残酷なようだけれど、これが数百年続いてきた人と熊とのシンプルな関係。
きれいに切り取られパック詰めされているけれど、遥か遠くの国のどんな場所にいたのかもわからない「ウマの骨」ならぬ「牛の肉」を当たり前に食べていることのほうが、残酷で怖いことなのかもしれないな、とふと思う。
冷凍庫にまだまだ眠る熊肉。
明日の気まぐれバーガーは「熊バーガー」かも...
(注:ウソですよ)
※後注:熊肉の写真がエグイと一部からクレームがきたために、割愛させて頂きました。
見ちゃった方はごめんなさい。
見てなくて見たいよーという方には、メールで送ります(笑)。