相方の実家にお世話になり、翌日、お墓参りなどを済ませ、依然として降りそぼる雨のなか、一路、国道4号を南へ。
お昼過ぎ、那須に着く。
黒磯の方が2時からオープンなので、今回は初めてのコチラへ。
「SHOZO COFFEE MOUNTAIN DRIVE」。
初めて「
SHOZO CAFE」を訪れたのは、もう何年前になるんだろう。
東京で勤めていた雑貨デザインメーカーのボスが、ショウゾウさんとお友だちということで、そのウワサは早くから耳にしていた。
ちょうど福島に暮らすことになり、ドライブがてら立ち寄れる距離になったため、何度か訪ね、ふたたびその会社に復職してからは会社のスタッフとも出かけたりした。
この店がなければ、おそらく一生立ち寄ることもなかった、黒磯という町。
今も、其処にその店があるから、と、各地からひとはやって来る。
「カフェ」の持つ吸引力と、地域との関わりを、一番はじめに意識したのがこの店だった。
店名に「1988」とあるくらいだから、もう20年近いということか。すごいなぁ。単純に。
新しい(といっても、もう4、5年経ちますよ、と店員さんに笑われたけれど)この那須側にある「MOUNTAIN DRIVE」も、まったくもって何の変哲もない民家をここまでユルく気持ちよく仕上げられちゃうと、参っちゃうなーもう、という一言。
街道を水しぶきを上げながら走る車を横目に、静かな店内でピタサンドとホットケーキ。
今となっては決して珍しくない、このテのお店。
だけど、どこがどうでああで、とか言う以前に、フツウに居心地がいい。落ちつける。
流石、というしかありません。