夏の間、鬱蒼としていた葉がほとんど落ちて、空が広くなってきました。
おかげで、この時期、空気は冷たいけれど、一日中陽がさして、庭は明るいのです。
乾いた落ち葉のじゅうたんは、一層厚くなってきて、シャカシャカ足にまとわりつきます。
昨日から、お店のBGMは、少し気の早いクリスマスソング。naomi & goro の『presente de natal』がかかっています。
去年も一昨年も聴いていたけれど、やっぱりコレが好き。ちりんちりん、という鈴の音や、優しいギターの音、澄んだボーカルが、ほっこり胸に沁みるのです。
クリスマスソングはどれも、ワクワクするようなハッピーなものばかりなのがいいですね。
薪ストーブのパチパチ燃える音と、ちょうどよく似合ってます。
昨日今日と、お店はほどよく忙しく、穏やかな時間が流れて心地よい。
東京から遊びに来てくれた方々は、大渋滞に巻き込まれて大変な思いをしてしまったようなのですが(軽井沢付近も、ウンと賑わっているようですが)、ここにいると巷の喧噪はまったくわからず...
めがけて来て下さった方も、たまたまひょっこり見つけて下さった方も、みんなひと時、楽しんでくれたなら嬉しいのですが。
そしてこの時期は、夏の間のお仕事などで北軽井沢に滞在していた子たちが、ひとり、またひとりと去って行く時期でもあります。
農園で働いていた仲間への寄せ書きメッセージを書きながら、春の出会いからのあっという間の時間の流れに、あらためて驚いてしまう。
そうか、みんなはここが住む場所じゃなかったんだっけ...。他に帰る場所があったんだね。
一緒になってはしゃいでいたので、忘れていました。
だけど、最後にここを訪ねてくれたことが嬉しくて。
私たちはここに残って、がんばって越冬するから(笑)、また来年、会いましょう。
月夜の下で、大きく手を振って、しばしのお別れ。
木工家デビューの相方の作品が、今日からお店に並び始めました。
栗や桜の木で作ったお箸(子供用サイズもあります!)と、軽い針葉樹から出来たバター&ジャムナイフです。
まだ数は少ないものの、早速、ひとつプレゼント用として巣だっていきました!
身内が言うのも何ですが、木のフシなど、風合いがそのまま残った優しい出来映えです。
ぜひ、手に取ってみてください。
明日が過ぎると、人の数もぐんと減り、そのぶん寒さも身に沁みてきそうです。
また一日、秋のよい日となりますように。