もこもこした毛糸玉が恋しくなる季節。
暇さえあれば、ちくちくと編み針をいじっています。
もっぱらかぎ針派。
今は、マフラーなどの他に、初の大作?ルームシューズにも挑戦中。
ひとつを作っている最中に、別の物を編み始めたくなってしまう、飽きっぽい性分が困ったところ。
ルームシューズは、同じ物を2つ作らないといけないし。なんとか片足は完成させましたが...、このまま一気に進めなければ。
この性格のために、毎年、成就されない哀れな編み地がいくつも散乱することになるので。。
肩にはおるちっちゃなケープや、手提げバッグも編んでみたい。
洋裁全般は大の苦手ですが、編むことだけは好きなよう。
夏はレースや、麻糸などを。寒くなってくれば当然ニットを編みたくなります。
やっぱり、この羊毛のふかふかした手触りがいちばん好き。
そんな時に、かわいい本に出会い、ますます羊毛フェチ度、上昇中。
『羊毛のしごと』(主婦の友社刊)
いっせいにこちらを見つめる、ニュージーランドの羊たちの写真に誘われて、ジャケ買い。
中身も、かためる(フェルト)、染める、紡ぐ、織る、編む、と、羊毛に関わる手仕事のすべてが作り方付きで紹介されていて、なかでも、羊の種類別の毛並み図鑑なんて、ちょっと専門的で面白い。
毛糸を紡ぐ「紡ぎ車」は、実物をお知り合いの染織家のお宅で見てから、もう欲しくて欲しくて仕方がないし(なんたって、姿カタチがかわいすぎる!)、小さなリジッド(織り機)もいつか手に入れたいモノ。
「編む」もいいけど、やっぱり追求するなら「織る」だろうな。
今年は、軽井沢に暮らす何人かの染織家の方とお知り合いになる機会にも恵まれ、直接お話を伺うたびに、どんどん染め織りの世界に惹かれてゆく。
草木染めの魅力にも、やはりあらがえない。
上記の本にも載っていた草木染めの染料のひとつ。
八車附子(やしゃぶし)の木の実。
先日、染織の方とお話するまで、実物と名前が一致していなかったのだけれど、あら、これならすぐに手に入る!
勝手に「ちっちゃな松ぼっくり」なんて呼んでいて、さくらんぼみたいな姿が可愛いので、よく拾っていた。
この八車附子の実から、チャーコールグレーが出せるらしい。
早速、相方に付合ってもらい、浅間牧場の雑木林へ。
そうそう、去年もここでたくさん拾ったのです。
ありました、ありました。
まだ木に残っているものも多かったけれど。
夕暮れ迫る森で、もくもくと拾うふたり。
拾い物って、気がつくと夢中になっています。
熊鈴を持ってこなかったので、あまり奥までは入れませんでしたが...
それでもいくらかの量は集まりました。
近々、早速見よう見まねで煮出してみよう。
大きなお鍋がいるかしら。
森には、まだまだ知らない恵みがたくさん。