木枯らしが吹いているわけでもないのに、音もなく、しんしんと、じんじんと、寒い夜。
家にいても、コタツにいても、鼻の頭がスキー場にいるかのように冷たいです。
気温と、人間の思考能力は、比例するらしく、いつもの「ぼぉーっ」に輪をかけて「ぬぼぉーっ」としてしまう。
今年が残りあと20日を切ってしまったことにも「ハッ」としたけど、そのあとまた「ぼぉーっ」...
あぁ、来年の手帳もカレンダーも買ってないんだった....
あぁ、手作りするはずのクリスマスカードが間に合わないかも....
あぁ、年末年始の予定、どうしよう....
あぁ、片付けが... 大掃除が... あぁ、あぁぁ.....
そんなことを考えつつも、ウトウト。。
いかんっ、迂闊に居眠りしては、凍死してしまうっ!
正気を取り戻すには、この時期やっぱりこれしかない。
自慢の薪風呂。
熱めに焚いたお湯を少しずつぬるめながら、おそるおそる身を沈める。
感覚をなくしていた手足の先が、ゆっくりほどけていって、お約束の「うはぁぁぁ....」のため息が出る。
極楽。これがあるから、ここでも暮らせる。
そんな一部始終を「覗き見」するものが、ひとり。
普通、猫は濡れるのを嫌うものなのに、このひとはちっとも構わない様子。
ばしゃばしゃ濡れながら歩いて、その足をぶるぶるっとひとの顔の前で振られるから、たまらない。
その足で家中を歩き回るから、フローリングは梅の花の形の足跡だらけ。
もちろん、飛び込んでまではこないけれど、一緒にバスタイムを過すのは好きなのです。
はぁ〜、今宵もいいお湯でしたねぇ、麦さん。
P.S. ところで、余談。
「伊東にいくならハ・○・ヤ♪」で知られる「ハ○ヤホテル」。
電話が4126(ヨイフロ)であることは、歌からも周知の事実ですが、実は所有車のナンバーもすべて「4126」だ、って、知ってました?(笑)