特に冬場の早起きは、大大大の苦手だけれども、その時間にしか見られない美しいモノもあることに気づく。
人が足を踏み入れないキャベツ畑の雪原を、朝日が金色に染めていた。
(海のようにも見えますね。本当はもっと、この100倍きれいにキラキラしていて、携帯カメラの限界が悔しい。)
足跡は、どのコのものだろう。
空は、茜色とシャンパンゴールドの混じったような、なんともきれいな色。
東からの強烈な光に、目を細めて注意しながら車で峠を下っていくと、ある地点から、いきなり日が翳り、あたり一面の木々がまっしろな樹氷に覆われた、「氷の女王が支配する眠りについた森」のような風景に変わる。
100mほどの高低差で、山や森はいろいろな表情を見せてくれて、朝の早い時間は、空気が雑味を帯びずに純粋である分、余計に際立って見えるのかもしれない。
それにしても、山の上り下りに神経を使わずに済むのは、まったくありがたいことなのだけれど、ここまで雪が無いというのも、それはそれで不安になる。
北軽井沢のなかでも、もう梅が咲いてるところもあるとか。
「異常気象」というコトバも、頻繁に使われ過ぎると「異常」に思えなくなってくる。
私たちはどこまでのんきに構えていて許されるのでしょう。。