吹く風に春の匂い。
軽井沢から、さらにひと山くだれば、梅の蕾もパンパンに膨らんでいました。
「持ってくかい」と、梅園のおばちゃんがばっさり落してくれた咲き始めの枝、ひと抱え。
今、家の中に、少々時期外れの濃い甘い匂いを漂わせています。
安中市の
秋間梅林。
2月下旬から、谷間一帯が赤と白に覆われます。
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こちらに住むようになって、節分の豆まきのマメが、落花生だと知って驚きました。
(私の育った東京近郊では、大豆でした。)
聞けば、落花生エリアは、信州・上州から北陸の方まで、かなり広いよう。
あれを投げつけられたら、痛いんじゃないかしら。
もともと豆類があまり得意でない私には、年の数分食べるのも一苦労。
かたや、同居人は大のマメ好き。(特に落花生。)
黙っていたら、一袋はものの数分でなくなります。
相方が、さあ、マメを食べるぞというときに、手近なチラシ紙などで、ちゃちゃっと作る「マメ用折り紙皿」が、おばあちゃんみたいで可愛いのです。
こういう時に垣間見える、おじいちゃんおばあちゃんと近くで暮らしていた人独特の気配が、なんとなく好きです。
それにしても、早くも春の兆しがむんむんしすぎて、今週末の「真冬の」お祭りを前に、調子狂いっぱなしだなぁ....